【闘魂よ永遠に】アントニオ猪木逝く テレビマンが観た「最後の顔」

ありがとう猪木!(ツイッターより)

A氏は担当番組ではなかったが、自社も関わる大型生放送に猪木さんが来るということ、そして過去に何度も仕事をしていたことから、出番前に挨拶に伺おうと考えたというが……。

「実は、猪木さんは出番の数日前に相当体調が悪くなり、出演をキャンセルする方向で調整していた。しかし前日夜には一時的に身体が楽になったといい、側近スタッフから『急変しなければ本人もぜひ出たいと言っている』と連絡があったそう。当日は担当医も両国国技館入りしていて、控室では一切の面会を断っていたので、私も挨拶には伺えなかった。それでも出番直前の舞台袖で一瞬だけ挨拶をすることができた。猪木さんと最後に会ったのは5年程前だが、猪木さんは少し笑みを浮かべて頭を下げてくれたように見えた。いちテレビスタッフの自分を覚えてくれていたのだとしたら、こんなに嬉しいことはない」

その猪木さん、嵐・二宮和也(39)に車椅子を押されステージに上がる際、一瞬目を閉じて、ふたたび目を開けると、それまでの表情が一変したという。

「大観衆の前で、試合をしたり、演説をしたりと経験豊富な猪木さんのなかで『俺がこうやって大勢の人の前に出るのも最後かも』と、考えがよぎっているかのような表情に思えた。そして穏やかだった表情から、まさに『最後のリング』へと上がる戦いの表情に変わった。実際に、これが最後になったのは未だに信じられないが、猪木さんの “最後の戦い” を傍らで見守れたことは自分の一生の宝」

燃える闘魂・アントニオ猪木は、最後の最後まで戦う男であった……合掌。 (溝田 潤之輔)

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