【恐】実際に行われた危ない生体実験5選

【恐】実際に行われた危ない生体実験5選

「マッドサイエンティストによる狂気の実験」はフィクションの題材としてよく扱われるが、現実の歴史においても、フィクションを遥かに凌駕する実験が行われている。今回はその一部を紹介しよう。

 

【犬の頭部を交互に移植】

1908年、アメリカの外科医チャールズ・ガスリーが政府の資金援助を受け、2頭の生きた犬の頭部を交互に移植する手術に成功。1951年にはソ連の医師ウラディミール・デミコフが同様の手術を成功させ、その際の写真も残されている。

これを受け、アメリカ政府は1960年代なかばに高名な脳神経外科医であるロバート・J・ホワイトの「犬と猿の脳を生体移植させる」実験に投資。この実験は失敗したものの、ホワイトは1970年にアカゲザルの頭部を、首を切断されたもう1頭のアカゲザルの胴体に移植する手術を成功させたという…

 

【死刑囚の睾丸を…】

睾丸を移植した医師(Marin County Free Libraryより引用)

アメリカ・カリフォルニア州のサン・クエンティン刑務所で外科医として勤務していたレオ・スタンレーという医師は、1919年から20年以上に渡り「死刑執行された囚人の睾丸を服役囚に移植する実験」を行っていた。

これは、同刑務所に服役する囚人に「テストステロンの値が低い」という共通項があったためで、睾丸を移植することによってそれを改善し、ひいては犯罪的傾向も更生できるのではないかと考えたからだ。スタンレーは死刑囚の遺族から高額で遺体を買い取っていたが、人間の遺体が手に入らなかったときは動物の睾丸も使用していたという。

スタンレーの実験台になった囚人の数は600人を超えるといわれ、その中でも黒人の睾丸を移植された白人服役囚は「全身が生命力に満ち溢れる」効果を得たという報告が残されている。

 

【ゾンビ犬】

1940年、ソ連の医師セルゲイ・ブルコネンコとボリス・レヴィンスコフスキーが、切断された犬の頭部を人工心肺装置につないで「蘇らせる」実験に成功。実験の様子は映像として残されており、頭部だけの状態になった犬が瞬きをしたり、舌を出して口元を舐めたりする様子が収められている。映像の真贋については現在も論争が続いているという。

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