【恐】実際に行われた危ない生体実験5選

【双頭犬】

冒頭で紹介した「犬の頭部を交互に移植する手術」で名声を得たソ連の医師ウラディミール・デミコフだが、その後は奇怪な実験を繰り返したことで評判を落としたという。中でも有名なのは「生きた犬の頭部を別の犬の胴体に移植し、双頭犬を作り出す」という実験だ。

記録によると、デミコフは生きたジャーマンシェパードの子犬の頭部、肩、そして前足を成犬の胴体に移植させることに成功したものの、2頭の犬はまもなく拒否反応を起こして死んでしまったという。デミコフはその後、同様の実験を20回に渡って繰り返したものの、最も長く生きた個体でも1ヶ月が限界だったとのことである。実験の様子は映像に残されており、双頭となった犬が歩き回る姿などが収められている。

 

【ヒトの臓器を持つブタ?】

現在、他の動物の体内でヒトの臓器を作り出すという実験が始まっていることをご存知だろうか。これは、特定の臓器を持たないよう遺伝子操作したブタやネズミの受精卵にヒトのiPS細胞を注入し、「ヒトの臓器を持った動物」を作るという実験で、東京大学や明治大学が政府の承認を得た上で行っている。実用化されれば、将来的には移植用の臓器が簡単に作り出せるほか、損傷した脳を部分的に再生するといったことも可能になり、認知症などの治療が飛躍的に進むと期待されている。

 

(ゼロ次郎)

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