アイドル“奴隷契約”「辞めると言ったらスタッフに輪姦された」

アイドル“奴隷契約”の地獄「辞めると言ったらスタッフに輪姦されました」

エロ仕事でも給料は小遣い程度

アイドルが身近な存在になり過ぎたせいなのか、ルックスや歌唱力、ダンスなど、アイドル自身の資質もさることながら、運営する側も得体が知れないことが多い。

「母体がよくわからないご当地アイドルや秋葉原に腐るほどいる地下アイドル、さらにその下のレベルを差す地底アイドルまで行くと、事務所もほとんどが『自称』芸能プロ。女の子を喰いモノにして荒稼ぎをしようとする輩の集まりと言っても過言ではありません」(アイドル雑誌編集)

そんな欲望と陰謀が渦巻く世界で餌食になってしまった女性がいる。現在は北関東在住のルナさん(仮名・23歳)だ。
ルナさんは「地下アイドル」にカテゴライズされるアイドルグループのメンバーとして、18歳から22歳まで活動。アイドルになったきっかけはスカウトだった。

「聞いたことのない事務所だなとは思いましたが、ネットで調べたらちゃんと実態も実績もあった。進路に悩んでいた時期だったこともあって、アイドルに賭けようと思ったんです」

歌やダンスのレッスンもそこそこにアイドルとしての活動が始まったが、出演するのは狭くて汚いライブハウスか人がろくに来ないような地味なイベントばかり。予定がない時は宣伝のためのビラ配りをさせられるなど、休みがない状態で給料は小遣い程度。

「下積みは必要と自分なりに頑張りましたが、ファンとのデートや接触を強要されたり、水着でライブをさせられるようになって、こういう形のアイドルはもう限界かなと思いました」

「辞めたい」と言うルナさんを事務所は必死に引き留めたが、彼女の意思が固いことを知ると「せめて卒業記念のDVDを作ろう」と提案。ルナさんも「3年間アイドルとして頑張った軌跡を残したい」とOKする。

後日、指定された撮影スタジオに出向いたルナさんを待っていたのは見ず知らずの男性5人。身の危険を感じたルナさんが部屋を出ようとした瞬間、男たちは彼女に襲いかかり、4人がかりで輪姦。残りのひとりがその様子をビデオに収めていた。全裸のまま放心状態でいるルナさんに対し、カメラを回していた男が「辞意を撤回しないと映像をネットで流す」と言い放つ。

「罠だったんだ…」といくら嘆いてみても後の祭り。ルナさんは仕方なくアイドルを続けたが、いつになったら辞められるのか、自分から辞めなくても人気がなくなってお払い箱になったら映像が流出させられるのでは?と気が休まらず精神を病んでしまう。

「リストカットとか、睡眠薬の大量摂取とか、自殺未遂を繰り返したらクビになりました」

その後ルナさんは「泣き寝入りはしたくない」と弁護士に入ってもらい、件の映像は取り戻せたものの、流出やコピーの存在に関しては確認がとれず。今でも彼女は悪夢から抜け出せていない。(風間岳人)

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