結局、“真相は闇の中” という状況だが、この2週に渡った週刊ポスト記事の影響は、かなり大きいようだ。
「ネット上では『天心VS武尊が反社トラブルで中止か』という記事の見出しが飛び交った。元記事をよく読めば2人には何の関係もないことだが、まさに世紀の一戦を目前にドロを塗ったかたちに。一応、シロ判定も出ているし、ここまで来てさすがに大会自体が吹っ飛ぶことはなさそう」(格闘技団体関係者)
しかし、大会は強行されたとして、今の榊原氏が一番頭を悩ませているのは、当日生中継をするフジテレビのことだろう。
榊原氏とフジテレビの間では、RIZINの前身団体であるPRIDEの代表時代にも、同じようなことが起こっていたからだ。
今から16年前に、榊原氏と暴力団幹部との交際が週刊現代で報じられ、榊原氏は全面否定するもフジテレビから規約違反でPRIDEの地上波契約を切られて、結局PRIDEは消滅する羽目に。
「そのときの忌まわしい記憶がある榊原氏は、とにかくフジテレビへのケアを第一として日々動いているそう。一部報道では今回も『フジテレビがTHE MATCHから撤退か?』というのもあったが、16年前とは違い今のフジはジリ貧。天心VS武尊なら視聴率15%は確実に稼げるコンテンツであるだけに、今回はお互い譲歩し合って放送にこぎつけるのでは」(同前)
直前でドタバタしまくりの世紀の一戦。
『歴史は繰り返す』に、ならなければ良いのだが……。(狩野玖太)
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