【瓜田速報】大阪交番事件「精神疾患だからって狂ってるわけじゃない」

【瓜田速報】大阪交番襲撃事件
「精神疾患だからって狂ってるわけじゃない」

瓜田純士

うりた・じゅんし。1979年、新宿歌舞伎町に生まれる。少年期を不良として過ごし、10代を暴力団に捧げて、獄中に。懲役で物書きに目覚める。著書に『ドブネズミのバラード』等多数。『遺書~関東連合崩壊の真実とある兄弟の絆~』がベストセラーとなる。地下格闘技やTHE OUTSIDERにはアウトローのカリスマとして参戦していた

学生時代の苦い過去を拳銃で清算しようとしたのか……

大阪の千里山で起こった交番襲撃拳銃強奪事件、山道で寝ている所をようやく逮捕されたね。

容疑者の飯森裕次郎(33)は公開された防犯カメラの映像で見るよりも少し恰幅が良い。あれじゃあ本当に近しい関係の奴にしかわからない。もう少し鮮明な映像にして欲しいところだね。ヘリまで出て、近隣の店も臨時休業するほどの事態になっちまった。千里は知人に会いに数回行ったことがあるけど、本当にのどかな住宅街だったと記憶している。

スーパーの袋に強奪したチャカをしまって、虫よけスプレーを体中にかけて飯森は体を休めていたらしいけど、ここで御用になっていなかったら、その足で中学時代の同級生を殺しに行っていたかもしれないね。20年以上も前の同級生に急に連絡をしたらしくて、そこで事件の引き金になった何かがある、って話だよ。

取材をうけた同級生たちは、「集まりに誘わなかったことがあるから、ひょっとしたらそれを覚えていて……」なんて言ってるけど、違うって。たぶん原因はそこじゃない。やった方、言った方は覚えてないけど、やられた方は忘れはしない。そういう何かがあったのだろう。いじめられた思い出や辛い過去があったんだとしたら、その止まった時間と苦い過去を拳銃で清算したかったのかもね。過去に自衛隊にもいて、精神障害者保健福祉何級かの手帳も持ってたって話だから、少しだけ、俺が過去に遭遇した元自衛隊員で精神疾患あった男の話をしようかな。

俺は東京・田無市にある精神病院に一年近くいたことがある。

シャブが効いた状態で服役して、娑婆に帰ってからも拘禁病(拘留中、独居生活が多いとかかる症状)が続いて、実家の扉を破壊して消化器を噴射したら、駆け付けた警察車両でそのまま精神病院に運ばれて、措置入院となった。はじめの数週間は完全隔離状態だったんだけど、大人しくしていたら他の人も過ごす病棟に移ることが出来た。勿論皆”訳アリ”だ。

コメントをどうぞ 1 件のタレコミ

  • 大声で歌うのは幻聴をねじ伏せるためかもな

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