なぜ? 安岡力也の「隠し子」が全国に出没【謎すぎる】

芸能界を駆け抜けた伝説の男(オフィシャルブログより)

なぜ?安岡力也の「隠し子」が
全国に出没【謎すぎる】

熱狂的なファンか、それとも……

故・桑名正博さんの息子と名乗る男、乃羅が全国各地で出没し、メディア出演したり飲食店で歌ったりしていたが、結局は長男の美勇士によるDNA鑑定の結果、血縁関係がなかったことが判明した。
美勇士は寛大に対応していたが、そもそも乃羅が本当に自分を息子だと信じていたならば、各地で芸能活動をする前に遺族に連絡するなりしていたはずで、詐欺的な仕事をしていたニセモノとの印象は拭えない。
著名人の「〇〇の息子だ」と名乗る商法は世界中に蔓延っているもので、たとえばアメリカでは「自称エルヴィス・プレスリーの子」を名乗るシンガーがいまだに後を絶たない。日本でも桑名さんのみならず、「安岡力也の隠し子」を名乗る男が各地に出没していたことが分かっている。
「昨年4月に客として現れた30歳前後の大柄な男が『父は安岡力也で、自分は公にされていない息子だ』と言って、生前の安岡さんと極秘で会っていた話をしていたけど、(乃羅のように)食事代をたかったり歌で金を集めていたわけではなく、普通に飲食代を払って帰っていった」
こう話したのは高知県内の飲食店経営者だが、その店には、生前の安岡さんが度々プライベートで訪れていたのである。
「ウチは安岡さんのサインを飾ってあるわけでもなく、近くに仕事できたときに立ち寄ってくれるだけだったから、『父がお世話になりました』と言われ、その場では信じちゃったよ」
ただ、昨年7月には岩手県内の飲食店にも、これまた「安岡力也の隠し子」を名乗る男が来店している。こちらの店も、安岡が60年代に所属したシャープ・ホークス時代の関係者が常連だったという、ゆかりの店。
こちらの自称・息子が高知に現れた人物と同一かは分からないのだが、「身長185センチぐらいある大柄で、安岡さんに似ていると言われたらそんな気もする顔立ち」というのは一致。同様に男は、音楽活動をしたりすることなく普通に食事し、安岡さんの話をして帰ったという。
これに似た話は他にも数件あるのだが、場所はいずれも生前の安岡さんと関係のあったところばかり。もし、それらの男がすべて同一人物なら、わざわざ全国の「安岡スポット」を巡り歩いていたことになる。
安岡さんは映画やドラマ、バラエティ番組などで人気だったが、05年にギラン・バレー症候群を患ってリハビリ生活が続き、12年に都内の病院で心不全により死去。空手3段、柔道2段、プロキックボクサーの経験から武勇伝が多く、芸能界最強タレントともいわれ、酒と女にまつわる豪快エピソードも数知れず。
愛人の数を聞かれ3本の指を出したが、3人ではなく30人という意味だったという話もある。それだけに「隠し子」がいたとしても不思議ではないが、安岡さんと付き合いのあった音楽関係者は否定的だ。
「力也はね、信頼できる仲間には何でも包み隠さず言う方だったから、隠し子がいたら俺も聞いているはず。オンナ関係も堂々としていたから。その隠し子を見たことないけど俺はニセモノだと思うよ。だいたいさ、各地に出没するのに、安岡さんを追悼するイベントとかには来てないだろ」
説得力のある反論だ。ただし、その自称・隠し子は安岡さんの食べ物の好みから、関係者しか知らないようなエピソードも話していたというから、熱狂的な安岡ファンなのかもしれない。ファンならファンらしく、おかしなことをしないようにしていただきたい。(片岡亮)

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