”恐怖の大便トラブル”底辺シェアハウスの現実がやばい
まったく落ち着かない
シェアハウスというと、某テレビ番組などの影響で、若者の洒落た生活なんかをイメージする方も多いだろう。だが現実は違う。
ちゃんとした人間ばかりが集まるわけでもない。むしろ普通の賃貸を何らかの理由で借りられない人間なども多い。生活の一部を共有するぶん、普通の集合住宅などよりご近所トラブルも深刻になりがちだが、中でも実際に起きた驚愕トラブルの一例をここでご紹介したい。
トラブルを起こした人物を仮にXとしよう。
Xはそのシェアハウスのドミトリー(いわゆる相部屋、個室より安い)に住んでいた。相部屋だが、同室にいる別の住人は嫌がらせによって追い出されており、一人で占領していた。
Xには数々の奇癖があった。
まず大音量でのアニメ視聴。毎日決まった時間に、下の階にも聞こえるほどの大音量でアニメを視聴する迷惑行為だ。ちなみに違法視聴である。
それから冷蔵庫の占領。住人で共有していた冷蔵庫を自分の飲食物で埋め尽くし、名前を書いてナワバリを張る。別の住民が冷蔵庫の中身を少し移動させただけで猛抗議をする。なぜか乳酸菌飲料の「〇ミー」に執着しており、予備のつもりか空いているパックとは別に必ず二本を確保し、もちろんすべてに名前を書いていた。
そんな彼の悪名を一気に轟かせたのが「便所王事件」である。
そのシェアハウスのあるビルは水道の流れが弱く、しばしば水洗トイレで流したものが少し戻ってきていた。これがXの逆鱗に触れたのだ。彼は逆流してきた大便の破片が便器に残っているのを、なぜか同じフロアにいる老人のせいと思い込み、破片を確認するたびに老人の部屋の前に行き「○○さん! う○こ流れてませんよ! う○こ流し残してますよ!」と大声をあげた。
もうお分かりだろうが、便器に残っていたのはX自身の排泄物である。
Xの怒りはエスカレートし、大便の破片が残っているたびに激怒(繰り返すが本人の糞である)老人の部屋をガンガンノックし「うんこが流れてない!」と絶叫。
また「便の流し残しという言語道断の行為」などと書かれた貼り紙を便所の壁に貼り、フェイスブックの連絡グループに便の流し残しについてレポートを繰り返すなど、全住民に大便アピール。繰り返すが本人のふんが逆流しているだけである。
住人は彼を「便所王」と呼んだ。
その後、老人のしわざでないことはすぐに発覚した。なぜならその老人が不在のときでも「流し残し」は依然として発生したからである。
老人は濡れ衣を非常に不快に思い(当たり前だ)別の場所に泊まったり、最終的には退去したのだが、なお便所には大便が出現し続けていたのである。しつこいがX本人のうんこだから当然だ。
ほかの住民や大家が濡れ衣を指摘したが、Xは止まらなかった。彼は「便所にインクを垂らす」という謎の実験で水の逆流がないことを勝手に確信、何者かが侵入してうんこを残していると主張した。
その一方で「証拠写真」と称して、ふんを毎回撮影し、画像を大家に送りつけていた。
迷惑スカトロ野郎にしか見えないが本人はいたって真面目だからタチが悪い。
こうして悪名をとどろかせた「便所王」だったが、最終的には数々の迷惑行為を詰められ追い出された。今どうしているかは不明だが、今も大家にはしばしば連絡が行くという。
もしシェアハウスを経営したいという方がおられたら、自分が大便メールマガジンを受け取る可能性もぜひ視野に入れていただきたい。
「便所王」があなたのシェアハウスに住むかもしれないのだから。(まくるめ)
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