【瓜田速報】ATM18億円事件主犯「俺が見た井上勇君」

【瓜田速報】
ATM18億円事件主犯 井上勇君に捧ぐ
「いつか娑婆で会えたら」

瓜田純士 うりた・じゅんし。1979年、新宿歌舞伎町に生まれる。少年期を不良として過ごし、10代を暴力団に捧げて、獄中に。懲役で物書きに目覚める。著書に『ドブネズミのバラード』等多数。『遺書〜関東連合崩壊の真実とある兄弟の絆〜』がベストセラーとなる。地下格闘技やTHE OUTSIDERにはアウトローのカリスマとして参戦していた

最高額の詐欺事件

知人がニュースに出てきて驚くときと、驚かない時がある。驚くときは、
「えっ? あの人がこんなことしてたのか」
って時だ。驚かないときは、そのうち捕まるだろう、と予測出来ていた時だ。
さっき逮捕されたある人物は、小さな事件ではなく規格外の大きな事件でそのうち捕まるだろうと思っていた。なので、今日の逮捕ニュースを見ても別に驚かなかった。
全国17都府県のコンビニのATMから18億円超が不正に引き出された事件の黒幕として、福岡県警は先月28日、窃盗などの疑いで既に指名手配していた職業不詳の井上勇容疑者(41)の公開手配に踏み切っていた。
この事件は、南アフリカのスタンダード銀行が発行したカードの顧客情報を悪用して、偽造カードを作り、全国のATMから一斉に引き出す大型の詐欺だった。2016年に、福岡のコンビニのATMから数千万引き出して、複数人で山分けして、逃亡。
他にも千葉県内のコンビニのATMから数千万を引き出したってことで、福岡と千葉合同で追われていた。この事件では既に何人もがパクられているが、事件を主導したとされる井上容疑者だけが逃亡を続けていた。
これを書いている本日4日に神奈川県内で、福岡県警に逮捕された。東南アジアにでも高跳びしていれば逃げれたかもしれないのに、国内に潜伏していた。
俺は井上勇を知っている。
だからここからは勇君と書く。
勇君は、俺の少年期から、世田谷の悪童として名を馳せていた人物だった。 08年に小室哲哉の詐欺事件に紛れて、小室の所属先の芸能事務所「エンパイアプレイミュージック」社長として二重契約の被害を主張し、小室哲哉と「イーミュージック」を相手取り提訴していた。
胡散臭い芸能事務所ということで話題になっていたのを覚えている。あの時も、
「今はこんなことやってんのか」
と思ったよ。

Leave a Reply

Your email address will not be published.