【検証】安倍元首相銃撃事件 旧統一教会はマスコミのタブーなのか なぜ最初に教団名を伏せた?

それでも一部では『カルト教団に睨まれると、陰湿な報復をくらう』というムードがテレビ局側にあったのは事実。

非人道的な合同結婚式や詐欺まがいの霊感商法、有名芸能人の洗脳・脱退騒動などが、連日連夜報じられた30年程前は、教団側もただ黙っているだけではなかった。

「当時は資金力も豊富だった教団は何かにつけて『事実無根の報道だ』と局に対して裁判を起こしまくっていた。おまけに暇を持て余した下級信者が何千人といたので、彼らを使って各テレビ局や各番組宛に1日3万回以上の無言電話攻撃を仕掛けていた。上の命令には絶対服従のため、不眠不休で連日電話をかけ続けていたが、それが明るみになっても教団側は『報道妨害行為は、教団側は把握していない』とシラを切っていた」(教団事情に詳しいジャーナリスト)

その時の『統一教会には、もうコリゴリ』という名残が、今回の様子見報道からのスタートにつながったのだろう。

現在は、連日の強気一辺倒の教団バッシングにより、更に弱体化が顕著な旧統一教会。

『今さらカルトにハマる馬鹿などいない』という若者も多いが、教団側は完全に存在を隠して近づいてくるもの……。安倍元首相の死を無駄にしないためにも、全マスコミが力を結集させて、そのような団体を撲滅させる時が来たのかもしれない。 (溝田潤之輔)

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