【謎】現代の科学技術でも再現不可能なロストテクノロジー5選

【謎】現代の科学技術でも再現不可能なロストテクノロジー5選

長い歴史の中で、人類は様々な発明を繰り返し、文明を発展させてきた。しかし、その中には歴史の闇に葬られ、製法が謎に包まれていたり、現代の科学をもってしても再現不可能とされる技術も数多く存在する。本記事では、そういった失われた技術(ロストテクノロジー)の一部を紹介していく。

 

【ギリシア火薬】

ギリシア火薬は、東ローマ帝国(ビザンツ帝国、395年-1453年)で発明された焼夷兵器で、主に7世紀〜13世紀の間に海戦で使用された。

運用方法としては、艦船に装備されたチューブ、またはサイフォン状の発射装置から点火された状態で敵船に噴射され、その炎は水上に浮いた状態でも燃え続けたという。当時の文献にも頻繁に登場し、このギリシア火薬のおかげで帝国の首都コンスタンティノープルはアラブ軍の攻囲を2度に渡って撃退したとされる。

その製法については最高機密として扱われていたが、14世紀頃には文献にも登場しなくなった。これは帝国の衰退にともない、主要な成分を供給する土地との交通を絶たれたことが原因か、機密そのものが時間と共に失われたと考えられている。成分配合については現在も議論されているが、水上で燃え続けたという点、そして鎮火が困難であったことから、現代でいうところのナパームに近いものではないかと推測されている。

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