【瓜田速報】歌舞伎町ヤクザ“スカウト狩り” 「現場」はなぜSNSで広まったのか

暴力の「本当の恐怖」を見せる意味がある

スカウト狩り以前から、SNSではヤクザや半グレの動きは拡散されていた。少し前の話だけど、群馬の太田市で、前橋の半グレが山口組系の組事務所にリア凸している動画が出回った。なぜこんなものがSNSに出回るんだ? と驚いた。他にも全国各地で起きる不良のトラブルがたまにTwitterで出回るが、どれもタイミングが良すぎるし、一般人や通行人では入手不可能な動画や写真の場合が多い。

恐らくあの手の動画は、本当に現場にいた者のうちの誰かが、アウトロー系の発信をしているTwitterアカウントの主に、動画を添付してDM(ダイレクトメール)してるんじゃないかと思っている。

ヤクザはSNS禁止ところがほとんどだが、自分たちの活動をSNSに出せば、「ヤクザを舐めてはいけない、この連中はヤバい」と言うアピールになるし、抗争相手や半グレなんかには、「舐めるなよ」と言う抑止力につながるはずだ。なので、自分達は知らない体で、誰かがTwitterにあげさせていることも考えられる。

Twitter上にはアウトロー系と呼ばれる、事情通ぶったアカウントが幾つも存在する。

そいつらの正体は知らないけど、結構リアルでタイムリーな情報や動画をあげている。中には本当の不良がやってたりもするけど、ほとんどは堅気のはずだ。

最近では架空のVチューバーの”懲役太郎”ってのが本まで出版した。この懲役太郎は刑務所やヤクザ、裏社会系の話をするんだけど、”バーチャル”という立場だから売れている。実在するヤクザなら、時には喋れないこともあれば、社会不在になることもあるだろう。この”実在しない”けど発信できると言う立場が、実は一番需要があるような気がしているよ。実態がわからない分、想像を張り巡らせることが出来る。

実は滅茶苦茶ダサい奴かもしれないし、「お前だったのかよ!」っこともあるかもしれない。現実に今回のスカウト狩りも、SNSで広まったことで、実質2、3日の”狩り”で済んだのかもしれない。追われているターゲットだって逐一Twitterなんかをチェックしながら怯えていた筈だ。

俺も次はVチューバーなんか良いな、なんて考えてるよ。

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