【瓜田速報】新型コロナ騒動「K-1」強行開催にもの申す

武尊VS天心が実現しないワケも同じだよ

実はこの二人の試合が実現するかしないかで、以前から格闘技ファンの間では盛り上がってるようだね。ただ、ここでも出てくるんだよ「K-1運営」の連中が。

武尊ってのは「K-1」の看板選手で、つまりお抱えの”稼ぎ頭”。一方那須川天心は、RIZEって興行を主戦場にする、親子でジムを展開するいわゆる”フリー”というか個人事業主みたいなもんだから、どの団体でも出向こうと思えば出向ける。

当然どこにも縛られることはなく、ファイトマネーやら、ギャランティーの交渉なんかは全て親父さんがやってるんだろう。一方武尊は「K-1」にガチガチに縛られてるので、他流試合はおろか、その商品の価値を傷つけたり、マイナスに運ぶと判断される要因は全て運営に阻止されてしまう。だから那須川天心との試合なんか当然認められない。韓国のアイドルや日本のジャニーズ事務所なんかと似ていて、ブランディングにこだわるあまりに、ファンの見たいカードが一向に実現しない。

90年代の宇多田ヒカルと浜崎あゆみみたいな話だ。

当時同じように売れていた二人だけど、浜崎率いるエイベックスは、彗星のごとく現れた宇多田ヒカルの実力に警戒して、レーベルやメディアに創り上げられた浜崎が捲れることを危惧して、タイアップをしなかった、と聞いた。共演することもなかったが、確か後々浜崎が宇多田の曲をカヴァーして話題になったよな。

まぁそんな当時の二人の歌手に通ずるものがあるんだよ。結局武尊ってのは“那須川天心”って固有名詞を出すことさえも禁じられているようで。

ファンはそのもどかしさから複雑な思いで見守っている。那須川天心サイドも、「こちらは海外進出を視野にしている」と“もうすぐ時間切れ”だと言わんばかりだ。ここで俺が不思議に思うことがある。格闘技ファンや関係者のほとんどが、武尊選手に対して、

「大人の事情で可哀想に」
「団体の垣根を越えていつか……」

と、運営への怒りというかフラストレーションを匂わしている。

武尊は「K-1」運営の用意した“当たり障りのない”ムエタイの選手なんかとの試合を重ねているんだけど、はっきり言ってそれを何試合したところで、そんな戦績はだれも覚えてない。皆の頭にある、那須川天心戦を実現させないことには、どれだけ辛い思いで練習して戦い、勝ちを取ったところで、

「もう謎のタイ人はいいから、早く天心とやってくれ」

としか思われない。

運営が武尊を大事にするあまり、武尊で稼ぐあまりに取った措置の結果が、「那須川天心とはやらずにタイ人と試合する武尊」というイメージを作り上げてしまったんだよ。はっきり言うけど、この武尊も、選手としてじゃなくて、男として、本当に一度戦って白黒つけて、次に行こう。

前に進みたい、と考えているなら、「K-1」なんかさっさと、お世話になりました、と言って辞めて、その足で那須川のいるジムに連絡して、イベンター絡めて自分でファイトマネーの交渉して試合を実現させてしまえば、ファンは増えることはあっても減ることはない。結果はどうであれ、やるだけやって、その後でもしも許してもらえるなら、「K-1」に頭下げて戻してもらって、ダメなら個人で活躍すればいいのに、と思ってしまうよ。

まぁ外野が口出すなって話だからあくまで俺の主観だけどね。

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