【終わらない】桜を見る会 反社よりやばい「カルト団体教祖」も

昭恵夫人ともつながるスピリチュアル系「女講師」

さらに、安倍政権支持のネット論調を主導するための工作組織のメンバーも会に来ていたという話だが、まだ表になっていないのは、スピリチュアル系のカルト団体を主宰する教祖女性A氏だ。

彼女は各地で行なったセミナーで「人々の運気を操れる」などといい高額な報酬をかき集めているが、「桜を見る会」で出会った飲食業関係者に渡した名刺には、「マネーセミナー講師」と書かれていた。

A氏は過去、SNSで昭恵夫人との記念写真を公開したこともある政権支持者だが、実は5~6年前までは「タロット占い師」を名乗り、プロフィールに「元外資系トレーダー」、「有名ファイナンス番組のアドバイザーを務めた」、「政界の大物にも指南」とも書いていた。だがその経歴はほとんど虚偽のものらしく、同じく「桜を見る会」に参加した某宗教団体の別働隊になっているという情報もある。

驚いたことに、A氏は立ち話した飲食業関係者にこんな話をしていたという。

「あなたは『夜桜を見る会』にも来るべきですよ。こっちはオモテですが、もうひとつウラもあるの。そっちではもっとお金の話ができるんです。紹介がないとダメなので、オモテよりもっと狭い門ですけど、私は参加者の人選を任されているので、お誘いできます」

この飲食関係者がメディアにも出たことのある高名な人物でもあったからか、A氏はやたらと馴れ馴れしかったようだが、直後、現場にいた別の知人には「あの女の言うことはデタラメだから近づいちゃダメ」とも言われたという。

「夜桜を見る会」なんてものが本当に存在するかは分からないが、A氏もまた首相の名を自己宣伝に利用していた怪しい招待客のひとりなのか。数々の疑問を聞くべく、その名刺にある電話番号にかけてみたが留守番電話になっており、メッセージを残したが連絡はなかった。

いずれにせよ、反社に詐欺師にネット工作員、そしてカルト教祖までが集められた「桜を見る会」はもはやそれ自体がカルト団体の集まりのよう。政府が名簿のデジタルデータの復元まで否定して頑なに招待者リストを出したがらないのは、この国のリーダーがそんな異様な取り巻きに担がれていることを一目瞭然としたくないからだろうか。(片岡亮/NEWSIDER)

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