実は相当えぐい介護施設の内情
マッチングアプリなど出会い系ツールでも最近は50歳以上限定など高齢者対象のものがあるが、「ここに年齢を偽って参加する40代以下の男性も結構いる」と高山氏。
また、そういった性的嗜好の自覚がなかった人が介護施設のような場で高齢者フェチに目覚めてしまうケースもあるようだ。
「介護施設で高齢者と性的関係にあった介護士が、問題発覚後の聴取で、『高齢者から誘惑され、次第に高齢者を異性として見るようになった』と話したことも。また、童貞の介護士が、高齢者女性の誘いで初体験をさせてもらったというケースもありました。これは、女性が自慰に使う道具を買ってきてくれるよう介護士に頼んだことがきっかけだったそうです」(介護ジャーナリスト)
厚生労働省の調査によると日本人の男女25歳で性交の経験がない者は30%いるという。相手のいない若い働き手もまた職場にいる高齢者との接点を性的な関係に発展させたとも見ることができるが、高齢者側から誘ったというケースはどうことか。
「通常は男女が肉体関係を結ぶというのは、恋愛や結婚という社会的な人間関係の構築と結びついてくるんですが、高齢者であれば結婚願望の意識は薄く、よりダイレクトなセックスフレンドの関係を作りやすいと見ることもできるのでは。老け専には『閉経している女性には膣内射精しても妊娠の心配がない』なんて露骨に言う人もいます。ただ、レイプ事件となれば、そんなこととも無関係で、対象が高齢者というだけの犯罪ですから一緒には語れませんけどね」
性的嗜好と施設内の問題を安易に併せて考えるのは危険だが、介護施設に高齢者フェチが増えると、これまで予想しなかったような陰惨な事件が出てくる可能性は充分にあるだろう。(青山智樹/NEWSIDER)
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