【裏社会】ピエール瀧も危ない「韓国コカインマフィア」の報復

韓国紙幣は何を意味している?

韓国で取り締まりを強化しても、日本行きの麻薬量は変わらないか、もしくは増えるという構図になってしまっているようだ。現時点で瀧被告の麻薬入手ルートが明かされたわけではないが、マトリが逮捕時に自宅を家宅捜索した際、押収したのはストロー状に巻いた韓国紙幣であり、前述の韓国ルートの話と併せて考えれば、長年常用していたというコカインが韓国からのものである可能性はある。
ただ、麻薬事件に詳しいフリーライターの鈴木雅久氏によると、この「韓国コカイン」は「関わると危険な一面がある」という。
「以前は韓国ルートの麻薬といえば、日本と台湾のヤクザが取り仕切って、韓国はあくまで運び屋にとどまっていたんです。でも、最近はタイやフィリピンなど国外に脱出して勢力を固めたグローバルな韓国マフィアが勢いを増しているんです。そのトップで通称コリアン・ゴッドファーザーと呼ばれる人物は、情報漏れに厳しいことで知られていて、警察などに話を漏らす人間がいれば容赦なくヒットマンを送ることで知られています」
実際、フィリピンに巣喰ったコリアンマフィアは現地で社会問題化、麻薬犯の射殺命令を出しているドゥテルテ大統領が名指しで糾弾したほどだ。政府はフィリピンに暮らす約10万人の韓国系住民の徹底調査に乗り出しているともいわれるが、たしかにセブ島では韓国系が現地の風俗産業までも取り仕切っていたりで、過去には韓国の富裕層を島に誘い出して殺害する事件もあった。鈴木氏によると「そうした事件ではなぜか指名手配された犯行メンバーが自殺体となって見つかることが何度もあって、組織に殺されたと見られている」という。
「取り調べにあっさり“完落ち”したというなら当然、麻薬マフィアに恨まれる話ですから、仕事上の賠償よりもっと怖い話が待ち受けることだってありえます」
麻薬事件の後に心配されるのは決まって薬物との絶縁だが、それとは別の不安が漂っている。(片岡亮/NEWSIDER)

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