【悲報】あの人気元大物ボクサーA「乱闘騒ぎで聖地出禁」に

何があった?

【悲報】あの人気元大物ボクサーA
「乱闘騒ぎで聖地出禁」に

トラブったのは後楽園ホール

プロボクシングの名解説者が、聖地と呼ばれる東京・後楽園ホールから「出入り禁止」の通達を受けていたことが分かった。業界関係者によると、「常連客とのトラブルが原因」だという。
「正直、彼は業界の功労者でもあるし、鋭い見識を持つご意見番。みんな本心を言えば、出入り禁止なんかしたくないんですが…」
関係者が困り顔となったのは、問題の人物が、日本&東洋フライ級チャンピオンだった元プロボクサーで、長く解説を務めてきたA氏だったからだ。A氏といえば、以前はフジテレビのボクシング中継で解説も務めていた業界の大御所。その人が試合会場から締め出しとはいったい、何があったのか。
「昨年から態度の悪い常連客と何度もケンカになって、会場の安全を確保するためにその客を締め出そうという話が合ったんです。ただ、表向きケンカ両成敗という形にしないと遺恨が延々と続いてしまうので、一旦は2人とも出入り禁止にして、後にAだけ解除するのはどうかという感じになったそうですよ」(同関係者)
A氏は日本王座、東洋王座を立て続けに奪取。その後も世界王座奪取が期待され、実際に世界タイトル挑戦が決まっていたが突如引退。古い業界人によると「選手を奴隷のように扱う所属ジムに反発して、日本ボクシングコミッションにそのことを告発、それと引き換えに辞めた。でも、コミッションはその告発を表にしないで封印したから、Aさんは業界の適正化をずっと主張してきた」という。
「Aさんは曲がったことが大嫌いだからね。今回のトラブル、聞いたところでは選手に助言しているときに、関係者面した常連客がご意見番気取りで口を挟んできたらしい。選手や指導者経験もないのにそんなことされたら怒って当然。さらに相手はAさんに老人ボケみたいなことも言ったみたいで収まりがつかなくなったそうだ。問題の客は『一方的にAさんに絡まれたので俺は悪くない』みたいに言ってるらしいけど、その人はネット上でケンカ自慢するような幼稚な人らしいから、そんなド素人を相手しなきゃよかったんだ」
今回の処分やトラブルの原因は非公表だが、前出関係者によると「当人を呼び、コミッションの事務局長やスポーツ誌の偉い人も出席して聞き取り調査した上での決定だった」という。ただ、他の関係者にも見解を聞いてみると、Aさんに同情的な声が圧倒多数。
「ウチの若い選手の試合後は、Aさんにどうだったか一言指導を聞くのが習慣だったので、早く処分を解除してほしい」(都内ジムトレーナー)
「Aさんの生きがいを奪ったような処分で、ひどい仕打ち。コミッションは過去の告発を封印した借りがあるくせに、なぜかばわなかったのか」(ボクシング記者)
A氏は、亀田大毅が試合で悪質な反則を繰り返した際、スポーツ紙上で「大毅にキャリアもテクニックもなさすぎたことに尽きる。ボクシングはそんなに甘くない。“ボクサーの品格”をしっかり認識して」と論評。反則指示を行なった父親の史郎氏と兄の興毅が謝罪したことにも「口先だけで、本心から悪いと思って頭を下げたとは思えない」と厳しかった。当時、人気者だった亀田にここまで遠慮せずにモノを言えた関係者は少なく、どんな理由があったにせよ、そんな貴重な人材が試合会場から消えたのは極めて残念なことである。(片岡亮)

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