パパ活の裏で急増する悪質な援デリ窃盗団とは 

みなさん、マジでご注意を

悪質な援デリ窃盗団が急増 その手口とは一体

親切を装いながらも…

「最近、不用品買取の訪問営業が流行っています。例えば老人で家電品を捨てられない人がいる。何年も使っていないが重くて動かせないとか、テレビで断捨離の特集を見て、自分もやってみたいと思ったり。要は体力のない老人の掃除の手伝いをしている感じですかね」。とは長嶋悠斗(27=仮=)だ。
まるでボランティアでもしているような口ぶりだが、長嶋は何年か前まで振り込め詐欺のグループを率いていた。だが、警察の取り締まりも功を奏し、最近では振り込め詐欺もリスクの割に、誰がやっても稼げるというシノギではなくなったと長嶋はいう。
そうした詐欺グループが足を洗い、そうしたグループの残党が次に目をつけたのが訪問の不用品回収だった。主な業務は家を一軒一軒訪ね、不用品がないか聞くという地道なもの。だがこれはあくまで表向きの話。その実態は悪質で、彼らの業務に慈善活動的な意味はなかった。
「表向きはリサイクルショップですけど、実際は家で金目のものがないか探して、それを二束三文で買い取るんです。運良く認知症の人だったりする場合は、そのまま持ってきちゃったりするやつもいますね。書類を残すと返って問題になったりするので」
話を聞けば要するに“泥棒”である。場合によっては入った先の家人を「認知症」と勘違いし、窃盗行為を働いているのを見咎められ揉み合いになるようなこともあるという。
前出の長嶋が続ける。
「最近はこの訪問販売が更に悪質化していて、デリヘルを装っているグループもある。デリというより、援デリに実態は近いのかもしれないですが」。
援デリはマッチングサイトで女の子を呼ぶ裏風俗、今の名目はパパ活だ。老人もパソコンやスマホを使い始め、驚愕だが結局は老いて尚男達はエロサイトに辿り着くのだという。今、デリヘルのメインの客は年金の取りっぱぐれがなく、時間がある高齢者なのだそうだ。
「それで、いざ女の子が来たら呼んだこと忘れて泡食っちゃってみたいな(苦笑)。漫画かよって感じですけど、普通に結構あるんですよ」と長嶋。
そして実家に上がり込んだ女達は財布や家内を物色し、金目のものを持ってきてしまうのだという。デリヘルを装った悪質な窃盗団は実在する。(石出太)

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