ニッポン薬物汚染 原宿が今、シャブの密売地帯になっている
外人グループが「自由にさばく」
「外国人観光客が群がる原宿で、ドラッグが密売されている」
話を耳にしたのは2018年3月下旬のことだった。情報をもたらしたのは90年代に原宿の有名ショップでバイヤーとして働いていた人物で、当時から売人の〝裏の顔〟を持っていた男である。
「原宿駅に夕方に行ってみな。そこが〝取引〟の待ち合わせ場所だから」
だが夕方5時に現場に向かうが、通り過ぎるのはシャレた服装の若者ばかりで怪しい人物の姿は見当たらない。うんざりするほど騒がしい音楽とおしゃべりがあるばかり。
そんな状況が変わったのは夜7時を過ぎた頃だった。
ひとりの中年男が「待ち合わせ場所」のあたりで立ち止まり、数分後、フード付きのジャンパーにサングラス姿の若い男が中年に近づいてきた。手を挙げて挨拶もしないし、会釈もしない。だが若い男が歩き去ると、その背中を追うように中年が動き出した…
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