ここまできたらもはや洗脳? 広島市のカープ英才教育がヤバすぎる

画像はカープ公式HPより

画像はカープ公式HPより

中にはカープ英才教育を施す幼稚園も

広島市の教科書には“カープ史”も掲載

最初に言っておこう。広島東洋カープの熱狂的なファンだという方は、この記事を読まないほうがいい。
今年のプロ野球セントラルリーグで優勝し、見事セリーグ3連覇を成し遂げた球団、広島東洋カープ。近年ではカープファンの女性を指す「カープ女子」という言葉も一般化しているほど、その人気は高い。
そう、カープといえば、その熱狂的過ぎるファンも有名な存在である。ホームタウンである広島にいくと、個人経営の商店からデパートまで、あらゆるお店でカープの応援歌が流されているとか。
そんなカープ愛がどこで育まれるかといえば、他でもない小学校なのである。広島市の小学校では、カープの授業が行われているのだ。
広島市では2010年から「ひろしま型カリキュラム」という独自の教育課程を実施している。そのなかの課程のひとつとして、言語や数理によって思考力、判断力などを養おうという「言語・数理運用科」というものがあるのだが、その教科書の中に「わたしたちの広島東洋カープ」という章がある。
内容を見てみると、カープの歴史や主力選手の名前と年齢層、歴代ユニフォーム、そしてシーズンごとの順位と観客動員数のグラフなど、カープのあらゆる情報を網羅したものとなっている。
確かに、野球という分かりやすい題材を使ってグラフの読み取り方などを学ぶというのはいい案かもしれない。グラフよりも大きくページを割いて「カープ最高!」などというファンの声を載せたり、「カープの選手と阪神タイガースの年齢を比較してみよう」なんていうコーナーを設けることで、論理的な思考が養われるのかはちょっと分からないが……。
これらの授業は主に小学5,6年生のときに行われているそうなのだが、なかにはお遊戯会でカープの歴史を再現した劇を行う、“カープエリート育成幼稚園”もあるらしい。
ご存知の通り、広島市は中国地方でも特に発展した都市のひとつである。当然、市内の小学校にはヨソから転校してきた子供もいるはずなのだが…。カープファン以外は存在しない、とでもいうような教育がまかり通っているのは、もはや称賛に値する。
もしもあなたが広島に移り住むことがあったならば、そのときはカープファンに鞍替えするか、毎日石を投げられる覚悟を決めた方がよいかもしれない。

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