【闘魂よ永遠に】アントニオ猪木逝く
テレビマンが観た「最後の顔」
最後のテレビ出演直前の「戦いの表情」
まさに誰もが知る国民的プロレスラーであり、勇猛果敢な政治家でもあり、そして多ジャンルの実業家でもあったアントニオ猪木さん(享年79)。
『この道を行けばどうなるものか。危ぶむなかれ、危ぶめば道はなし……』と、レスラー引退後の “代名詩” であった『道』を、地で行った人生を送った猪木さん。
「現在でこそ、長州力さん(70)とかがタレント的にバラエティに引っ張りダコだが、それもすべて猪木さんや馬場さんという強烈過ぎるキャラをほこる先代が作った道。特に猪木さんの『1.2.3ダー』や『闘魂注入ビンタ』は他の誰にも真似できないパフォーマンス。特番の際には何度もお世話になって、大人数のタレントがひしめくスタジオを大いに盛り上げてもらった」
こう語るのは、もともとプロレスラー猪木さんの大ファンだったという、日本テレビ系制作会社のベテランプロデューサーA氏。
日本テレビといえば、全日本プロレスの中継局であったため、ジャイアント馬場さん(享年61)のイメージも強いが。
「もちろん学生時代からの猪木さんファンだった自分は、就職活動でマスコミ志望を出して第一希望は猪木さんの新日本プロレスを中継するテレ朝。しかし、結局受かったのが日テレ系の制作会社だけだった。自分が入社から数年経験を積みディレクターになった頃は、もう猪木さんは現役を引退してテレ朝との契約も緩くなっていたので、普通に他局の番組にも弊害なく出てくれていた」
そんな猪木さんが最後のテレビ出演となったのが、今年8月末に放送された、奇しくも日本テレビの『24時間テレビ』。
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