【動画】北関東某所で世界一ド派手な”デコトライク”に遭遇

【動画】北関東某所で超ド派手”デコトライク”に遭遇した

全国を爆走中


真っ暗闇の向こう側から、煌びやかな物体がこちらに迫ってくる。その派手さは、パチンコ屋か大阪のスーパー玉出なんじゃないかと思うくらい、下世話なほどの眩い光を四方八方にまき散らしながら、悠然と走ってきた。
「デコトライク」。この光り輝く走行物体の正体が、これだった。バイク=前後2輪をベースに後輪だけをさらに2輪化することで、タイヤは合計3本に。この乗り物こそがトライクと呼ばれるもので、普通自動車免許で運転可能。しかもノーヘルOKということで、若かりし頃に非合法でヤンチャをしていた一部のマニアはもちろん、「年を取ってからバイクに乗りたくなった」という人たちの密かな人気を集めているのだ。
「最初に乗ったバイクはスーパーカブ。小学生の時だね。中学生になると、近所の河川敷で先輩たちがモトクロスをやっていたから、そこに遊びに行っては乗せてもらっていた。高校の時はバレー部に入っちゃって真面目に部活をしていたからバイクに乗る時間がなかったんだけど、その反動で卒業してからはバイクや車を改造したりして遊んできたよ」
この世界一ド派手なデコトライクのオーナー堀越氏は、「危ないからバイクは辞めてほしい」という家族のために、トライクに乗り換えた派。しかし、普通に乗るだけでは飽き足らず、パーツを探しては自ら装着したりデコトラショップなどに持ち込んで作業をしてもらったりを繰り返すうちに、今のスタイルにたどり着いた。
「トライクってさ、パッと見がバイクだから、真っ暗な夜道だと幅が広い乗り物だって対向車に分かってもらえなくて危ないんだよ。だから、車幅灯をつけたのが始まり。そしたら、電飾カスタムのライバルが現れて、お互いに負けらんねぇ!ってやってたら、こんなになっちゃったんだ(笑)」
この車両は飾り物ではなく、全国津々浦々を走り回る大切な愛車。読者が、この車両をいつか見かける確率は、UFOを見つける確率よりも、間違いなく高い。(酒寄俊幸)

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