人気AV女優の告白 〜私が裸を売る理由〜 葉月もえ

はづき・もえ 1995年12月4日生まれ、広島県出身。

はづき・もえ    @moehazuki
1995年12月4日広島県出身。2016年大学在学中にAVデビュー。
趣味・絵画。特技・書道。身長154センチ、B86(E)W59H85

生まれたときから母親は仕事も家事も育児も一切しなかった。
料理や家事、妹の世話は自分の仕事だった。
小学生の頃から家事全般を任される、それが日常だった。
「父親と母親が仲良くなかった。
幼稚園の頃からご飯を炊くのは私の仕事で、掃除も私。
母親はなにもしない。父親は外で他の女の人と付き合って、それを家族に話していました。
家はそれが当たり前で、壊れているってわからなかった」
母親はなんの前触れもなく、失踪して二度と帰ってこなかった。
数百キロ離れた地方の風俗で働き、戸籍がないので家を借りることができずに風俗店オーナーの自宅に居住していたという。
そこで首を吊った。
「遺品整理で、母方の祖母が行ったらしい。
日記がでてきて、追い詰められている内容だったようです。
死ぬ前の日記には、ジグザグとかグルグルとか、文字は死にたいとか。
結局、なんの身分証もないから風俗店に流れて本当に精神崩壊したみたいです」
育った環境が壊れていたことに気づいたのは、高校で彼氏ができてから。
彼氏の家は温かい家庭で、一般的な家庭の風景を初めて知った。
「常識とは全然違う育ちって知ると、なんか真面目な自分がアホらしくなる。
だからチャラチャラした女子とかギャルに憧れました。
でも中途半端な人間だから、なれない。
それが大きなコンプレックス。
常識とか自制心があるから悪いこともできない。
だから、ちょっとした反抗で、めちゃめちゃセックスしました。
大学3年のときにAV女優になったのは、エッチができて、お金になるならいいかなって。
本当に軽い気持ちです。自分から応募しました」
大学卒業はしたが、就職はしなかった。
また、自分自身の中途半端さに悩む。
なにも考えなくていいのはセックスしているときだけ。
だから相手を探してしまう。
セックスのときはなにも考えなくていい。
気づけば、AV女優になっていた。
それでもコンプレックスから解放されない。
たまに苦しくなるときがある。
(※書籍には本原稿に加筆・修正されたエピソードが収録されています)
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