【謎】高畑充希主演ドラマ『同期のサクラ』視聴率急上昇のウラ

演技力は抜群だ(公式プロフィールより)

【謎】高畑充希主演ドラマ『同期のサクラ』視聴率急上昇のウラ

4話目から急に

高畑充希(27)主演のドラマ『同期のサクラ』(日本テレビ)がスタート時の不評から、ウソのように高視聴率に転じている。ドラマは前宣伝の段階から「手抜き」との評判が出ていた問題作。ドラマ通からは内容の不満が指摘され、イマイチ評価が低かった。

「2017年に、やはり日本テレビで放送された『過保護のカホコ』に、内容のベースがよく似ているのです。同ドラマは視聴率11%超えのヒット作。なにごとにも純粋で、過保護に育った根本加穂子(高畑)の恋愛を描く内容でした。今ドラマは脚本や制作スタッフも同じ。手抜きじゃなければ、安い作り」(テレビ雑誌編集者)

今ドラマでの高畑は、融通の利かないOL・北野桜(サクラ)役を演じる。故郷・美咲島に橋をかけるという夢をいだき、大手建設会社に入社。しかし、マジメだが一本気な性格が幹部の怒りを買い、希望の土木部ではなく、人事部に配属。それにもめげず、同期入社組の他4人との友情を大事にする内容だ。

「実際ドラマが放映開始されると、『――カホコ』に想像以上に似過ぎ。視聴者も引いたところがありました」(前出・テレビ雑誌編集者)

視聴者は正直。初回視聴率8.1%、2話 9.5%、3話9.3と連続ひと桁視聴率。ところが4話 11.5%、5話11.8%と、急激に持ち直しどころか、ヒット作としてバク進。

「番組宣伝でも連日流れていますが、無表情で目がイッているサクラが、高畑に妙にハマッているといいます。もともと彼女は美人女優で売っているのではなく、コミカルなテイスト。『――カホコ』から徹底的にマジメな娘で押し通しているのが、功を奏したのかもしれません」(ドラマライター)

ドラマでは、同期の月村百合役で出演している橋本愛との対立演技も評判がいい。

「百合はそこそこ仕事をこなし、あとは寿退社すればいい、という安易で冷めた考えの持ち主。最初、サクラの純粋な性格を受け入れず、徹底的に嫌う。しかし結婚退職するダンになって、サクラに生き方を正され、退職を翻意。そこから信頼関係が生まれる。サクラと百合のケンカや考え方の違いはけっこうリアルな感じがします」(前出・ドラマライター)

なによりドラマは恋愛モノではなく、会社社会を通し男女の友情を描くところが、共感を得ているという。

「ドラマは2009年入社組の現在(2019年)までの10年間を描く“期間限定”作なんです。サクラはマジメさが災いして、入社1年目から窓際。でも社会人として誠実に生き抜き、友情も大事にする。『けっこう泣かせる』という評判も出ています。見飽きた美男美女の恋愛よりもドロくさい人間模様がウケているのでしょう。まだ入社5~6年目の部分なので、“オチ”も見えません」(前出・ドラマライター)

落ちこぼれにも勝機あり。(フルキカズヤ)

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