週刊誌の「芸能人ギャラランキング」ウソ? ホント?

一番稼いでるのは……誰

様々な週刊誌で見かける芸能人のギャラランキング。
ドラマやバラエティの出演料やCMの年の契約料など、項目ごとに分けられて掲載されるが、 ”ネタ”として月収などを発表する一部お笑い芸人などは例外として、一流俳優や大物タレントは誰一人として自分の口からは発表していない。ではどのようにランク付けされているのだろうか。すべてねつ造なら大問題のはずだ。
10年以上前までは今より大々的にタレントのギャラは公表されていて、テレビなどでも特集が組まれていた。当時を知る記者はこう語る。
「今では信じられないかもしれませんが、2005年度までは各税務署が高額納税者の氏名と額を発表していたので、それを元に実際に近いランキングを作成し各メディアが発表出来ていました。公的な発表が廃止されている現在でも、各記者達は独自に取材を続けているようですが…」
ただ納税額が実際のギャラとイコールかといえば、そうでもなかったらしい。
「例えば05年のものでいえば、みのもんたやSMAP各メンバーやとんねるずの2人などが上位を占めていましたが、あのビッグ3(タモリ、たけし、さんま)がベスト10に全く入っていませんでした。結局、個人事務所でギャラを受け取るなど上手に節税していた超大物の本当の年収は分からないままでした」(前述記者)
当時からはっきりしなかったということらしいが、やはりほとんどのランキングが推測なのだろうか。女性誌編集者はこう語る。
「具体的な数字は、各記者が付き合いのある番組プロデューサーや、各タレントのマネージャーなどに取材して情報をまとめています。CMのギャラなんかは、電通や博報堂など大手の広告マンから社外秘のリストを覗き見させてもらったりしてます。もちろん、そこまで取材していればまだ良い方で、実際には、又聞きやネットで情報取集した程度のランキングも多いようです」(女性誌編集者)
つまり情報源によって変わるし、時にはデタラメな情報が混ざっているのが現実らしい。では、最後に本当のところを広告関係者に語ってもらおう。
「現在のCMギャラ(1年契約)ランキングのトップは、なんといっても嵐。メンバー合わせて1億2千万円。往年のSMAPは2億円と言われていましたから相場は下がっていますね。個人のトップはビートたけし、吉永小百合の8千万円。今後、数年間は不動でしょう」
やっぱり大御所はすごい。(瀬戸ジーニアス)

Leave a Reply

Your email address will not be published.