欽ちゃん突然の『仮装大賞卒業宣言』裏に

40年以上続く同番組、ここ数年は深刻なマンネリ化による低視聴率にあえぎ、そして何より時代そのものが大きな変化を迎える中で、さらに深刻なコロナ禍。

例年通りの番組作りが不可能になってしまった。

「大人数でまさに “超3密状態” で繰り広げる演目も多かった。そもそも今年は番組自体も制作するかどうかという状況だった。結局、完全無観客で1人参加か家族参加かという寂しい作りに。制作費だって通常の番組の何倍もかかるのに、それでいて低視聴率では『わざわざこの状況でやる番組ではない』という声が多くて当然」(同前)

萩本サイドも、敏感にその辺の空気を察したのか、はたまた何かしら事前に話合いがあったのか……自身の年齢や取り巻く環境の変化もあり、冒頭の発言に結びついたといえるだろう。

「欽ちゃんが卒業というより、番組自体が今回で一旦ストップする可能性が高いのでは。今年の秋冬辺りに、例年通りの内容で番組収録を行えるかどうかは今の感染状況をみるに難しいでしょう。仮に世の中が普通になり来年には以前の内容で収録ができたとして、再来年以降に99回そして100回と放送されたとしても、欽ちゃん自身は『そんな先のことはわからない』という気持ちだったはず。欽ちゃんサイドから “卒業発言” をカットせずに流すように要請があったとも聞いている」(番組関係者)

局側は、あくまで大功労者の萩本に対して盛大な花道を飾ってもらいたいはずだが。

42年続いた番組から何事も無かったように突然消え去るのも、ある意味 “スーパーレジェンド” らしい幕引きなのかもしれない。(瀬戸ジーニアス)

Leave a Reply

Your email address will not be published.