意外に高評価な同業者と比べ、テレビ関係者などは『漫才じゃない』の声が優勢であるが、誰が見てもあの場を一番笑わせたのはマヂカルラブリーであることは間違いない。
そんなマヂカルラブリーがある意味優勝よりも嬉しかったのは、審査員を務めるあの“西の女帝”からの一言だったのではないか。
「今回の見所の一つであった『上沼恵美子VSマヂラブ野田』の因縁対決です。3年前の決勝で『よう決勝残れたな』など酷評されて、その後にボケの野田クリスタルがパ二くって上半身裸になるという放送事故があった。その後も野田は延々と上沼さんに嫌われているのをネタにし続け、昨年はR-1も優勝し勢いづいていた。決勝1本目ではいきなり土下座で登場し観客がどっと沸いた。3年前の伏線回収がつかみで大成功した瞬間、優勝は決まったようなものだったのでは」(お笑い評論家)
上沼は1本目のネタのあとに『バカバカしさが突き抜けるのは芸術。本当に良かったと思う』と大絶賛。
3年前のことを『本当に覚えてない。お金で済むことがあったら謝る』とボケてみせて会場を大いに笑わせていた。
「上沼さん的には “これで手打ち” ということでしょうけど、2本目ではおいでやすこがに票を入れていたあたりが上沼さんなりのプライドなのでしょう。今後もし上沼さんのレギュラー番組にマヂラブが呼ばれたらそれはそれで大きな話題にもなるしWin-Winの結末だったのでは」(在阪局プロデューサー)
結局、漫才論争よりも、上沼野田の因縁論争の方が話題になっているのかも。(瀬戸ジーニアス)
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