スターは腕っ節も超一流 芸能界ケンカ最強は誰だ?

スターは腕っ節も超一流 芸能界ケンカ最強は誰だ?

あの「伝説事件」の裏で…

【伝説01】渡瀬恒彦『安岡力也秒殺事件』

『仁義』シリーズなどでイケイケだった時代、東映にはある掟があった。
「新人にはまずヤキを入れてルールを教える」。数々のニューフェイスが餌食になってきたが、この男だけは違った。「生意気な新人が入ってきたって聞いて、撮影所の空き地に呼び出したんだよ。シメちまおうと思ったら、いきなり鼻っ柱に正拳突きいれられて、気づいたら顔面血だらけにされてたよ」。
そう語ったのは、かの安岡力也。
早大の空手部出身とはいえ、元キックボクサーで巨漢の力也をワンパンで沈めるのはもはやバケモノ。菅原文太や松方弘樹といったそうそうたるメンツから、「あいつは一番後輩だけど誰も逆らえない」と言わしめたホンモノの中のホンモノである。

【伝説02】吉川晃司『知人の元ボクサー病院送り事件』

幼少の頃から少林寺拳法に親しみ、高校時代には水球日本代表に選ばれたアスリート顔負けの身体能力を誇る吉川。
「オヤジ狩りをしかけてきた不良少年3人を一瞬でボコボコにした」(本人いわく「軽くストリートセッションした」)といったエピソードもさることながら、98年には知人を殴った傷害事件で逮捕されたのだが、その内容がすごい。
知人は元ボクサーだったのだが吉川は鼻孔と肋骨を折るまでシバき倒し、しかも釈明会見で「何発殴ったのですか?」と聞かれて「ワン、ツー、スリー」と、答えには微妙になってないがリアルすぎる名言を言い放った。
殴った理由が「(親友だった)尾崎豊の形見のギターを蹴ったから」というのも男前すぎる。

【伝説03】松田優作『予備校生ワンパン事件』

松田優作にまつわる喧嘩伝説は少なくない。
駆け出しの頃、酒に酔ってバットで襲いかかってきた予備校生を返り討ちにし、全治3か月の重傷を負わせて逮捕された事件は有名だが、兄貴分の原田芳雄の家でも桑名正博と殴り合いの喧嘩になり、優作が大きな植木鉢を持ち出したところでジョー山中が止めに入ったという危なすぎるエピソードが伝えられている。
ノンフィクション作家でもある前妻・松田美智子は著書の中で、優作が空手有段者だったという噂は否定しているが、「絡んできたある先輩俳優をボディ一発で気絶させた」と証言しており、納得がいかなければ目上であろうが食ってかかり、そしてワンパンで片付けるという最強伝説はホンモノのようだ。

【伝説04】布袋寅泰『保坂尚輝を挑発事件』

暴走族で武闘派だった氷室京介に無理やりBOØWYに加入させられた布袋寅泰だが、芸能界に入ってからはむしろ布袋の方が狂犬ぶりを発揮(しすぎ)。
吉川晃司とのユニット『COMPLEX』の解散の原因も吉川に布袋が殴りかかったからと言われ、同じくユニットを結成しようとした町田康にもたかが音楽性のちがいでシバいて書類送検に。だが真骨頂は04年に勃発した保坂尚希との抗争だろう。
保坂から高岡早紀を寝とった布袋は、「アチチ。火遊びがすぎました(笑)」といらぬ挑発をして世間を騒がせたあげく、「ケジメつけてやるから待ってろ」とキレた保坂にビビって自宅にガードマンをつけ、実はスリルが苦手だったというチキンぶりで世間を笑わせた。

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