その肝心な内容は、新庄監督が日本ハム選手時代の現役ラストイヤーだった2006年シーズン開幕直後にドーピング検査で陽性になったというものだ。
「ちょうど06年から始まったドーピング検査は当時罰則がなく、陽性の場合でも非公表となっていた。新庄監督は当時、検査対象にクジ引きで選ばれて、特定検査機関による尿検査の結果、なんと “覚醒剤成分” が検出されたとのこと。これを受けて警視庁が調査をしたが、覚醒剤取締法等で規制された薬物ではなかったので事件化は免れていた」(同前)
それが、関係者の証言通りメジャー時代から使用していたというサプリメントの成分の一部だったのか、それともいわゆる違法薬物のなかの成分だったのかは、16年前の出来事というのもあり、明確になっていない部分も多いという。
「まさに、当時の新庄監督的には『ギリギリセーフ』といったところでは。しかし、結局その直後に引退を表明していたし、野球界を離れてバリ島に移住してからは、一部でも頻繁に薬物疑惑が報じられていたこともあった。点と点を繋ぎ合わせたら『実はクロだった』という可能性もある」(当時を知る週刊誌記者)
それにしても、連日の成績不振報道の上に、“グレー過ぎる” 薬物疑惑。
文春オンラインの第一報以降、マスコミの前では無言を貫いているという新庄監督。
後ろめたいことが何もないなら、開幕前のように大勢の記者に囲まれたうえでの “ビッグボス劇場” の再演を期待したいものだ。 (溝田潤之輔)
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