ここまでなったのは、こんな “キナ臭いワケ” も見え隠れするようだ。
「格闘団体は、コロナ禍で瀕死の状態。天心も武尊もいわば業界を救う意味もあり試合を引き受けている。今回RIZIN・RISE・K-1と3団体が絡んでいるが、この大会でここ数年の巨額負債を一掃しようと目論んでいる。おまけに、もしまた緊急事態宣言でも出て席数を減らされたら売り上げも激減する。それを見越したうえでの破格設定だという声もある」(格闘団体関係者)
現状、最低でも5万席以上は用意するようで、チケット代だけでも30億円以上の売り上げを見込んでいるというが、気になるのはやはり超高額のリングサイド席が果たして埋まるのかどうかということ。
「すでにチケットサイトでは、リングサイドは全席予約で埋まって抽選状態になっているとか。一体、誰が300万もするチケットを買うのか気になるところだが、そのほとんどが成金のユーチューバーだらけという話も」(同前)
年間に何億も稼ぐユーチューバーなら『300万円のチケット買って天心VS武尊を見に行ってきた』なんて動画を上げれば、それこそ経費でタダ同然となる。
今回の高額チケット騒動……今の風潮を上手く利用した運営側の作戦勝ちかもしれない。(狩野玖太)
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