優勝争いのために足の引っ張り合いが?
自校の汚点をすり替えているようにも思えるが、高校野球の甲子園大会を巡っては以前からこういった妙な話があったのは事実だ。優勝争いが過熱する中で、特定のチームを蹴落とすため選手への美人局を工作したとの話は、これまでにも囁かれたことが一度や二度ではない。
甲子園は全国的に応援の熱も高まることから、女性ファンも急増。選手が一斉に集まる開会式などには、目当ての選手を追っかけるファンの姿が激増するのだが、今夏、会場警備を務めていた男性は「ある特定の女性を見かけたら連絡するよう上から指示があった」と証言している。球場周辺で選手に写真撮影など接触するファンが多い中、明らかに選手を誘惑するような女性がいて、主催者から警備会社に「注意人物」のマークが伝えられていたという話だ。
それが美人局だったかは分からないが、関係者の間では「選手の力を落とすために女性を仕向けるのもいる」という話は耳にするもので、実際にチームに注意を呼び掛ける学校もある。今回のハメ撮り問題も、そうした流れのひとつだったとすれば、恐るべき水面下の工作である。
常識的に考えれば、女性が工作員となって男子部員にセックスビデオを撮らせ、別の部員にそれを覗き見させて拡散させるという手の込んだストーリーは現実的とは思えないから、もし当事者がそう言っていたとしても言い逃れの作り話である可能性は高い。
だが、いかんせん学校側が真相を明かしていないため、ネット上では「問題のハメ撮り」と称する映像がやり取りされるなど、話の尾ヒレの拡散にセカンドレイプともいえる状況が生まれている。
ある大会関係者は「今回の件は何も詳しく知りませんが、他では、部員がゲイビデオに出ているというタレコミがライバル校の関係者からあったり、主催者サイドに寄せられるチクリも多くて足の引っ張り合いがあるのは事実」と言っていた。爽やかな汗に感動する国民的行事の甲子園だが、その裏では醜い争いがあるというなら悲しい話だ。(片岡亮/NEWSIDER)
Leave a Reply