【トラブル裏】ヒロミプロデュース「加圧シャツ」集団訴訟か

思わぬ騒動に

【トラブル裏】ヒロミプロデュース
「加圧シャツ」集団訴訟に発展か

他の商品にも余波が

発端は3月下旬、消費者庁がヒロミのプロデュースした商品「加圧シャツ」に「効果の根拠がない」とする判断を下したことだ。問題の商品は「バンプマッスルビルダーTシャツ」なるもので、本人の写真付きのパッケージで「トレーニングジムオーナーのヒロミが開発! 着るだけで劇的変化!!」 などと表示、量販店ドン・キホーテやヨドバシカメラなどで大々的に販売されていた。消費者庁は「着用するだけで、短期間で容易に著しい痩身効果及び筋肉の増強効果が得られるかのように示す表示」だと指摘。効果の根拠がないとして景品表示法違反を通達。再発防止を求める措置命令を下した。
「これに一部の購入者が、詐欺ではないかと弁護士に相談していたことが分かった。他にも被害者を集めて集団訴訟にして規模を大きくしたい狙いがあるとも聞きましたが、法的にヒロミに責任を追及できるものか検討も必要でしょうし、実際に訴訟に踏みきれるかは分からない状況です」(週刊誌記者)
販売元が運営する通販サイトを見ると、ほかにも保坂尚希プロデュースで筋肉のコリをほぐすという「ストレッチハーツ」などが売られているが、問題の加圧シャツはいまだ7枚19600円などのセットで販売は継続されている。
返金対応の窓口を設けてはいるが、その説明文では「着用することで、その加圧効果により、体が引き締まって見えるようになるとともに、姿勢が改善される」、「苦情が寄せられた事は一度もございません」と、暗に商品の効果を正当化し、購入側が過剰反応したかのようにも受け取れる文言が並んでいた。
しかし、客の受け取り方や抗議のあるなしが違反部分ではなく、消費者庁は「合理的な根拠を求めたが、効果の裏付けになる根拠はなかった」としている。同様の指摘は9社15商品に及び、楽天市場など大手通販サイトで販売されていたものも多く、巷に出回る加圧シャツ自体の効果が過剰広告だらけだったという印象だ。

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