【狂気】療養中の妻に覚せい剤大量投与で男が逮捕

米国・ミネソタ州で起きた悲劇。妻との最後の時間をシャブパーティーで過ごしたというDuane氏

長期療養中の妻に覚せい剤大量投与、死ぬ間際の「デスパーティー」

大好きなメタルを聞きながら

病気で死にゆく妻に“人生最後のパーティー”を――そんな思いから、覚せい剤を大量に投与した男が逮捕された。
事件の舞台となったのは、米国・ミネソタ州にある人口200人に満たない町、シャールズ。1月24日の午後、緊急ダイヤル911に「自宅で妻が死んでいる」との通報があり、警察官が駆けつけたところ住人のDebra Lynn Johnsonさん(69)が遺体で発見された。
地元紙の報道によると、現場となった住宅の玄関には赤色のスプレーで「Death Parde God Hell(原文そのまま)」と落書きされており、Debraさんの遺体はシーツに包まれた状態で階段の上に寝かされていた。
そのかたわらでは通報者であるDebraさんの夫、Duane Arden Johnson(58)が全裸のまま「妻は死んだ!」とわめき散らしていたという。
Duaneに事情を聞くと、老人ホームで長期療養中だったDebraさんが「自宅で最期の時を過ごしたい」と懇願したことから、数日前に連れ帰ってきたと話した。一方、Debraさんが通院していたメディカルセンターの関係者によると、彼女は心臓病に糖尿病、高血圧にうつ病など複数の疾病を患っており、入院ケアから在宅ケアへ移行を進めている最中であったが、Duaneが強引に連れ帰ってしまったと証言している。
Duaneいわく、Debraさんが死亡するまでの最後の数日間は「デスパーティー」と称し、「2人でシャブを打ちまくり、大好きなメタルを聴き、ロックな日々を過ごした」とのことである。Debraさんは病院で処方された薬をいっさい飲まなくなり、頻繁に発作を起こすようになったが、Duaneに助けを呼ばないよう求めていたという。
「死の1時間前にも発作が起きたが、シャブセックスをしたら落ち着いた。妻はとても安らかな顔で逝ったよ」(Duane)
Debraさんが亡くなると、Duaneは「聖書に書かれていたように」彼女の体を清め、清潔なシートに包んだという。なお、狙っていたのかどうかは知らないが、聴いていたメタル音楽は80年代に活躍したQuiet Riotの「Metal Health」であった。
警察は過失致死容疑でただちにDuaneを逮捕。また、家の中からは4丁のライフルと2丁のショットガン、様々な種類の弾薬が数百発分も発見されたが、これに加えてDuaneが47丁もの拳銃を所持していることを示唆し、その多くが盗品であったことから窃盗および盗品売買の容疑も加わった。
Duaneには暴行、飲酒運転、無免許運転などの前歴があるといい、飲酒運転で逮捕された際には血液検査で覚せい剤の使用も明らかになっている。
今後、厳罰は免れないであろうが、マグショットに写された顔はこれ以上ない達成感に満ちているのであった…(ゼロ次郎)

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