【茨城JD殺人】容疑者は「買春マニアの"異常客"だった」

自殺願望が強かった、とも言われる廣瀬容疑者

【茨城女子大生殺人】 容疑者は「買春マニアの”異常客”だった」

凶行の引き金は金銭トラブルか

日本薬科大に通う19歳の女子大生が行方不明になったのは昨年11月のこと。
今年1月下旬、茨城県神栖市で遺体となって発見された事件で、職業不詳の廣瀬晃一容疑者(35)が逮捕された。
事件の原因は金銭トラブルと報じられたが、その内実は一切明らかになっていない。
「2人はインターネット上で知り合い、昨年11月20日が初対面でした」(捜査関係者)
女子大生は1限目の授業終了後、東京都足立区の綾瀬駅から電車でJR鹿島神宮駅に向かった。駅からタクシーに乗り、午後6時頃コンビニで降車。その後、別のコンビニに移動し、車に乗った廣瀬容疑者と落ち合ったという。
驚くことに、彼女は目隠しをされて廣瀬容疑者のアパートへ向かったとされる。そして午後7時頃、廣瀬容疑者の車で、今度は目隠しなしに数キロ離れた畑まで連れていかれ、置き去りにされてしまったのだ。
「被害女性は近所の住民に『記憶を頼りにここまで戻ってきたけど(容疑者の)アパートの場所がわかりません』と相談して、自力で自宅を探し当てています」(同上)
再会した2人は、車に乗って出かけたという。
「廣瀬容疑者は『女の子を車に乗せてコンビニでお金を下ろそうとした。その後、車に戻った際に口論になり、殺した』と供述しています。被害者が再び車に乗り込んだ後のスマートフォンの位置情報は、午後11時過ぎ遺体発見現場で途切れていました」(同上)
実は、廣瀬容疑者と女子大生を結ぶキーワードは“パパ活”だった。
「女子大生は廣瀬と会う前に、“デート”の対価として一定額を提示したといいます。女子大生はお金を受けとれると見込み、片道の交通費しか持たずに神栖まで来てしまった。ところが、”契約”通り部屋で2人きりで過ごしたのにお金は受けとれずじまい。アパートへ戻ったのは抗議のためと見られています。怒った女子大生が『あんたの写真を撮ってSNSで拡散する』と主張したことが犯行の引き金となったようです」(別の捜査関係者)
女子大生が要求していた金額は、十数万円とも30万円とも言われている。
「隠語では1kは1000円。30kだと3万円です。2人が知り合った掲示板には、そんな隠語で溢れていた」(同上)
廣瀬容疑者は17年4月、児童買春容疑で逮捕された前科持ち。神栖と言えば、かつてはDC(本番系違法風俗店)のメッカであり、「廣瀬は頻繁に利用していた」(地元風俗関係者)という情報もある。
カネを介した歪んだ欲望が、最悪の結末を引き起こしてしまった。(狩野玖太)

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