【安倍元首相銃撃】山上容疑者が
「ハマりまくっていた」陰謀論とは【深層】
「旧統一教会を潰すために、世論を扇動」
まさに歴史的な大事件となった、安倍晋三元首相(享年67)の銃撃事件。
日本中を、そして世界をも震撼させた、この事件の犯人は山上徹也容疑者(41)で、単独犯と見られている。
「事件後、まさに歴史的な事柄と象徴するように各局は喪に服した状態に。事件から2週間ほど経った現在も、連日ワイドショーなどでもこの事件に関することが大きく扱われる。当日の警備体制の不備が問題視される報道も多かったが、やはり一番分厚く報じられる部分は、山上容疑者の動機やパーソナルの部分」(情報番組プロデューサー)
すでに報じられている通り、山上容疑者は旧統一教会に深い恨みを抱き、それに関わりがある最も著名な人物として安倍元首相をターゲットにしたという。
「現在も入信中である実母がすべての原因で、一家離散状態に陥った復讐の矛先を安倍元首相に向けるのはそもそも大きな間違い。もちろん政治と宗教の関りは色々と取りざたされているが、結局、山上容疑者をここまで駆り立てたのは、ある陰謀論では」(同前)
最近の報道では、匿名で更新していた山上容疑者のTwitterアカウント(※現在は凍結)の内容が各メディアで大きく取り上げられて、その屈折した思考が露わになっている。
「どうやら、山上容疑者がハマった陰謀論というのは『旧統一教会と安倍一族の深い関係』そのものではなく、『旧統一教会を潰すために、世論を扇動する方法』といった類の、教団に恨みのある人たちのコミュニティ内で盛り上がっていたもの」(夕刊紙記者)
旧統一教会を消すため、その教団に深い恨みがある人物が、一番影響のある人物を “殺る” のが必須と考えた山上容疑者。
実際に、今現在は各マスコミが、まるで30年以上前にタイムスリップしたかのように大バッシングキャンペーンを展開している状況。
「当然世論は『山上容疑者をここまでの思いにさせた教団はどれだけヤバいのか』となった。結果的には、教団の数々の問題が安倍さんの命を奪ったような印象を与えていて、山上容疑者の企みは成功したということでは」(同前)
それにしても、ここまで山上容疑者を追い込んだ、いわゆる “カルト教団” の旧統一教会。
最初の報道では、どこのマスコミも教団名を伏せていたのが、今となっては不思議なほど。
次項では、そのタブーに切り込んでいきたい。 (溝田潤之輔)
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