【ドキュメント】11・9国会前「福島第一原発汚染処理水海洋放出」怒りの抗議

11月9日午後1時。

東京・溜池山王の首相官邸前をはじめ国会議事堂前、自由民主党本部前で、日本革新勤労党および全日本消費者団体会議のメンバーは、激しい雨天という悪天候にも関わらず抗議運動を行い、内閣府および自民党に対し抗議文を手渡した。

国会、自民党本部前だけでなく、首相官邸前でも抗議活動が行われた

この抗議行動は、福島県漁連と東京電力が交わした「関係者の理解なしにいかなる処分も行わない」という約束を一方的に東電側が破り閣議決定されたことに対するもので、処理水の海洋放出に、地元福島をはじめ東北の漁業関係者は懸念と反対の声をあげていた。

処理水の海洋放出が開始されれば長い期間をかけて行われるものであり、福島の水産業や地域経済への悪影響が懸念されている。また、今現在、福島県産食品への輸入規制をかけている国がいまだに14カ国あり、海外におけるALPS処理水の海洋放出の影響でさらなる規制も考えられ、自民党政府は、福島および東北の漁業関係者の声を充分に反映した処理方針を考えることが求められている。

抗議の際に掲げられた幟旗

 

 

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