狂気の「ブラジャー寺」を発見

茨城県北部 廃墟寺 通称「ブラ寺」

深い山中へ分け入ったところに、広大な敷地を有する廃墟寺はある

狂気のエロスポット!?  ブラジャー寺があった

一体、誰が何のために

11月○日、廃墟マニアの間で日本最狂の物件とされているX寺を探索した。茨城県北部の山中にあり、通称・「ブラ寺」と呼ばれている。車を降りてからあまりにも急な階段を登り、しばらく探索を続けていると、同行編集者が大声をあげた。

編集者
うぁぁぁ~~~。な、何なんですかこれはっ!?

彼が一歩先に踏み込んだ部屋には、無数のブラジャーが吊るされていた。

茨城県北部廃墟寺 通称「ブラ寺」-ブラ神殿-

セミナーなどに使われていた施設の奥はまさにブラの神殿

そのブラジャーには、Mという名前が書かれた紙片が貼られている。その周りにあるものには、紙片がくくりつけられているものもある。
そして、この部屋の右奥には、『祭壇』と思わしきものがあり、そこには、厨子や名刺、コンドームなどが置かれていた。“SEX”などと書かれたブラジャーもあった。
こればかりではなかった。カメラアシスタントの女性もトンでもないものを見つけた。ベッドのすぐ横には、5寸釘が打たれているリカちゃん人形があったのだ。そのすぐ近くには、“M家の墓”というオブジェクトもある。一体、誰が何のために……。

茨城県北部 廃墟寺 通称「ブラ寺」-神殿2-

廃墟の朽ち方に比べてベブラは新しい。最近ここに人が出入りしていたことが分かる

色々と調べてみると、この寺は、1988年に真言宗醍醐派を離脱してから独立の寺となっていたことが分かった。
その後、霊視鑑定を活動の軸に据えると「あなたには水子の霊がついている」などともっともらしい説明をして、数百万単位の供養料を平気で請求するなど、詐欺商法の温床となった。
1990年代のことだと考えられる。
そして、消費者センターに次々と苦情が寄せられるようになると、いくつもの損害賠償請求が起こり、僧侶たちは寺を捨てた。
ある情報によると、この寺を放棄した後は、場所を移して、関西地区で同様の活動をしていたようだ。
今回、特別取材班は、この寺にあるすべての部屋をくまなく調べた。その結果、見えてきたものがある。それはM家という特定の人たちがターゲットとなっていたことだ。
調査の結果、このM氏は、愛知県内でヨガ教室を経営している人だという事実が分かった。後日、電話を何度かかけてみたが繋がることはなかった。

茨城県北部 廃墟寺 通称「ブラ寺」-D60ばかり-

サイズはいずれもD60ばかり。何か意味はあるのか?

これらのオブジェクトから見えてきたものがある。それは、『怨念』そのものだった。ヨガ教室で「怪我をした」、もしくは「ダイエットに失敗した」などと書かれている張り紙もあるが、それだけの理由では、愛知から遠く離れた茨城の山中まで来てアートもどきの作品を作れるはずはない。
もっと深い怨恨があったと考えることができる。謎は深まるばかりだ。
埼玉県在住の廃墟マニアの女性は、「4年前に行ったときに、ブラは見ませんでした」と証言する。そのことから考えると、ここ数年のうちに作られたものと思われる。
アリエナイほど狂っている「ブラ寺」…。何人も近づいてはならない。(ナックルズ取材班)

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