今週の裏文春vol.26「パワハラタレコミ」で文春自滅?

【関係者リレー連載】
今週の裏「週刊文春」vol.26
「パワハラタレコミ」で文春自滅?

T田さん(40代前半)
元某スポーツ誌芸能担当記者。いまだに夜のゴールデン街が棲み家という古参

新潮は紳助ネタでプチバブル

最近、右トップも左トップもパッとしない週刊文春。年末合併号の準備のため、どうしても手薄になりがちな年内ラスト2号目の右トップは、貴乃花の前妻・河野景子と長男・優一に関する記事だった。
なぜか貴乃花は年間通じて数字(人気読者投票数)を持っているとはいえ、年末合併号にも貴乃花の巨大インタビュー記事が掲載されるというし、文春の〝相撲押し〟ここに極まれりという状況だ。
一方の週刊新潮は独自路線を邁進中。話題となったのは、「M-1」騒動で揺れる中、創始者の島田紳助がインタビューに応じ、若手芸人たちを叱ったという記事。ある女性週刊誌は渦中の上沼恵美子を直撃していたけれど、このタイミングで紳助を引っ張り出してくるあたりは目の付け所がさすがと言わざるを得ない。
あのオッサン、週刊誌記者の間では「会えれば話してくれる。話せば確実に面白い」というのが常識だって。もはや〝困ったときの紳助〟状態なのだ。でも、読者が飽きるのも時間の問題かなぁ。あと2〜3回インタビュー記事が掲載されたら商品価値の下落が起きそう。
いま文春の記者たちは、今年を騒がせた男女30人ほどを総直撃しているらしい。例えば、ボクシングの山根明、体操の塚原千恵子、レスリングの栄和人ーー思えば、今年はパワハラの年だったんだな。パワハラを批判され、かつてメディアで総バッシングに遭った彼らの〝今〟は、確かに気になるけれど。ある文春関係者は、こんな愚痴をコボしていた。
「年がら年中、パワハラ、パワハラって。(文春のタレコミ専用のニュース窓口)文春リークスには、毎日のように『パワハラの被害に遭いました』という投稿ばかり。しかも『町内会の会長からパワハラを受けています』とか『課長からパワハラを受けています』とか、いちいち投稿してくるな、ボケ! 今の文春は、ろくでもない通報を受けて日々出動要請を受けている救急車みたいな状態なんだから」
去年、一昨年のキーワードは不倫。今年は一変し、こぞってパワハラだそう。文春さん、相当ストレス溜まっちゃうね。

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