裏社会のに広がる最新流行シノギ「合成ダイヤモンド」とは
アジアの新興国で大人気
日本ではカッティング技術が凄く美しい合成ダイヤが生成可能らしい
詳しい生成過程は不明だが、これは耐熱検査の様子
1000°を超える高温でも問題ないようだ
もはや見た目はダイヤそのものの輝きを見せる
そう話すのは、商社マンさながらに世界を飛び回る、広域指定組織の元幹部だ。このご時世、裏社会の住人がビジネスをしていれば、それが合法的なビジネスであれ、発覚した時点で「違法」となりかねない。
経済水準も下がり、表裏の区別なく先進的な人間にとって日本はもはや美味しいマーケットとは言えない。このグローバル社会で、現代のアウトローの目が海外に向くのは当然だろう。
「最近、合成ダイヤモンドのシノギが流行ってきている。もう何年も前に、ハリウッドスターのレオナルド・ディカプリオがこのビジネスに投資したことで話題になった」。
それまで合成ダイヤといえば、あくまで工業用であり、ジュエリーとしての価値は認められていなかった。ディカプリオが投資した人工ダイヤはそこに切り込んだヴェンチャービジネスだったというわけだ。
「ディカプリオの合成ダイヤの生成の売りは“太陽光”。建前も多分にあるでしょうが、そもそもディカプリオには環境保全というスタンスや、太陽光発電の会社がプロジェクトの根幹にある。日本でのダイヤモンドの生成過程の詳細については企業秘密ですが、いま業界で原料のひとつになっているのは“牛骨”です。
この合成ダイヤの質は既にディカプリオがプロデュースするものより高いとお墨付きを得ています。それを今アジア圏の富裕層より少し下、アッパーミドルを狙って販路を拡張している」(前出の元広域指定組織幹部)
ちなみに、現在この人工ダイヤの販路として人気があるのが、ヴェトナムだという。氏が続ける。
「日本だけでなく中国とインドが、人工ダイヤのビジネスに力を入れている。ただ物作りの精神と実際的なカットのクオリティの高さで、中でも日本の合成ダイヤはアジアの新興国で人気が高い。そこにいち早く目を付けたのが裏社会の住人だった」
ちなみに、今後墓を弔う文化が少しづつ薄れていくこと、先祖供養の衰滅により、人骨を生成した合成ダイヤを形見にする時代が来るだろうと裏社会の住人は予見している。(石出太)
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