「ビッググループ解散」が進んでいる証拠か
今月8日、東京ドームで行われたジャニーズJr.330人が出演するコンサート『ジャニーズJr.8・8祭り』。そこで、かねてから噂のあった、Jr.内グループのデビュー発表があった。しかもそれはなんと、ジャニーズ史上初の同時デビューというサプライズ発表だった。
「SixTONES(ストーンズ)とSnow Man(スノーマン)が2020年、同時にCDデビューすることが発表された。ジャニーさんのかねてからの構想を、跡継ぎのタッキーが実現させた形。しかし何かと疑問も残る内容だった」(ジャニーズに詳しいスポーツ紙記者)
ジャニーズのデビューといえば、ここ数年は14年のジャニーズWESTから4年後の18年にキンプリがデビューと間隔が空いていたが、今回なぜ急ピッチで2組もデビューさせるのか。
「16年のSMAP解散以降、事務所内がゴタゴタばかりなのは周知の通り。稼ぎ頭の嵐も20年末で実質の解散。そしてジャニーさんの死去もあり、トキオ、キンキ、関ジャニも近いうちに何らかの発表があるらしい。とにかく上がゴッソリいなくなる可能性があり次世代グループの育成が急務。それは判るがジュリーもタッキーも何かと焦りすぎでは」(同前)
ジャニーズの歴史を辿れば、もとはSMAPという大看板が圧倒的地位で君臨し続けたので、その後発組については、ゆっくりとしたペースでグループの育成やデビューが出来ていた。だからこそ、嵐や関ジャニが国民的グループの地位まで上がっていったといって良いだろう。
「その頃のジャニーズと、今のジャニーズでは何もかも状況が違う。関ジャニ以降のグループで、今、人気者といえるのは正直キンプリだけ位のもの」(芸能関係者)
関ジャニの1つ前デビューのNEWSは不祥事ばかり。1つ後のKAT-TUNはメンバー半減、そこからキンプリまでのグループでは、せいぜいキスマイが露出が多かった程度だ。
「キンプリもそうですが、ヘイセイジャンプやジャニーズWESTなんかは、我々のように何度か仕事していても誰が誰だかさっぱり判らない。熱心なファン以外で顔と名前を一致させるのは至難の業」(音楽番組プロデューサー)
SMAPや嵐のように、一般人の誰しもが顔と名前が一致する国民的グループをいち早く作ろう作ろうとするあまりに、この同時デビュープランも苦肉の策にしか思えないが。
「知らない若造があふれかえっても意味がない。それよりも既にデビューしているグループの認知度アップを図る方が先では。どちらにしても何もかも歯車が噛み合っていないジャニーズ。今回の2組も急仕上げすぎて……共倒れで終わるという声が多い」(同前)
2020年、東京五輪の前にはデビューするのではといわれるストーンズにスノーマン、前途多難な船出であるのは間違いないようだ。(瀬戸ジーニアス)
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