何が本音で何が演出か
当時、これは待ってましたとばかりに彼女の出演番組「サンデージャポン」(TBS系)ではネタとして取り上げられていたが、放送前、田中は自らブログで「生放送ですべてが明らかになる」と宣伝。番組内では嬉しそうに「お友達です」と交際を否定したが、そもそも相手男性は同番組のADだったという話で、出来レース臭い話が揃いすぎていた。
あるベテラン芸能リポーターによると、田中には他にも、「ある男性タレントとのデートを写真誌に撮らせて番組で真偽を問われるという企画をしようとしたことがある」という情報も。定期的に自分の話題が世間を騒がすよう仕向けているのだとすれば、恐ろしく貪欲なセルフプロデュース力である。
もっとも、TBSの人間が証言するように、局アナ時代から田中は自己PRに長けており、食レポでいやらしい舌遣いが話題となったり、極端なぶりっ子キャラを演じたりしていた。
「09年に局に入ってきたばかりの頃もやたら純情キャラで、真に受けた先輩アナが『もっと自信持ちなよ』と諭していたんですけど、突如キャラを変えてブレイクしちゃってみんな唖然でした」(前出ディレクター)
オリエンタルラジオの藤森慎吾との熱愛で世間を騒がせた後、14年にフリーとなり、宮根誠司、羽鳥慎一らが所属する事務所に所属。するとまたキャラを変え、「誰にも電話できないって思ったときに涙がすっと出てくる」、「何も楽しみがない。どんどん老いていくだけ」、「毎日の不満をパソコンに打ち込んでいる」などのネガティブ発言を発して、それまで敵が多かった独身女性層から共感を集めると、ファッション誌でセミヌードを公開して「美容の秘訣」を明かして、さらに女性ファンを増やした。少し前まで上目遣いしながら甘えた声で「みんなのみな実」と言っていたのとはまるで別人だ。
トーク番組で聞かれた恋愛観については、「(次も芸人と)付き合うことになったら結婚します」と言いつつ、相手の条件は「顔が良い方がいい。ケンカしても顔がカッコよければ許せる」などとハッキリ言っていたが、これも前出ディレクターに言わせれば「そういう風にズバッと言えば、自分の発言がネットニュースのネタなることを知ってて言っている」という。
何が本性で何が演出なのか分からなくなる田中。これから熱愛ゴシップが出ても色眼鏡で見ておいた方が良さそうだ。(藤堂香貴/NEWSIDER)
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