また逮捕「歌のお兄さん」はなぜシャブに狂うのか

また逮捕「歌のお兄さん」はなぜシャブに狂うのか

沢田憲一容疑者(公式プロフィールより)

ストレスフル、薄給……でもダメでしょ

9月18日、覚せい剤取締法違反(使用)の疑いで自称音楽講師・沢田憲一(49)が逮捕された。
「沢田は歌舞伎町での路上で巡回中の警察官に職務質問を受け、尿検査で陽性反応が出たことから逮捕されましたが、その日は売人と接触し、ホテルで使用した後だったのか、異常な興奮状態で支離滅裂な言葉を発していたようです。捜査員は『かなりのベテランだ』と零していました」(社会部記者)
すでに報じられているように、沢田は96年から5年間、NHKの子供向け番組「にこにこぷんと遊ぼう〜うたってワクワク〜」を担当していた「歌のお兄さん」だった。
「NHK『歌のお兄さん』は子供向けのクリーンなイメージを保つために、男女の交際すらあまり快く思われないことが多いのですが、逮捕はこれが初めてではありません。見事なまでの転落人生を辿る人が多いのも事実です」(NHK関係者)
例えば、NHK『おかあさんといっしょ』に99年から5年間出演していた杉田光央(53)。16年4月13日、杉田はシャブのお兄さん(売人)と同居していたところを覚せい剤取締法違反で捕まり、有罪判決を受けた。
「当時、杉田は『おかあさんといっしょ』のコンサートツアーを外されたことが遠因であると説明。シャブにどっぷりハマり過ぎ、もはや歌うことすらできなくなっていたそうです。実は、沢田と杉田の2人は奇しくも同時期にNHKの子ども向け番組に出ていたことになります」(スポーツ紙記者)
なぜか続く「歌のお兄さん」の覚醒剤の逮捕。彼らは、どうして犯罪に手を染めてしまうのだろうか。
「歌のお兄さんはかなりストレスが溜まる仕事なんですよ。月曜から金曜日までは番組収録があり、土日は地方でのイベントが絶えない。『男女交際自粛』など生活面の規制もあり、プライベートの時間なんてほとんどないといいます」(テレビ関係者)
だが、一度契約が切れる、NHKを追われたら最後、「まったくもって潰しが効かない」(同前)という。
「NHKに出演すれば知名度は上がりますが、実はかなりの薄給。NHK出演を引退しても当初は知名度でなんとか仕事は来ますが、3年もすれば仕事なんて皆無ですよ。もともと音楽的才能よりも愛嬌だったり、コミュニケーション能力を重視して採用されるので、彼らに音楽で食っていけるだけの能力はない。様々な仕事を転々とする中で、徐々に生活が荒れ果て、薬物に手を出してしまうのです」(前出・NHK関係者)
次の逮捕もあるのかな。(浅野良仁)

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