当時、ダウンタウンはすでに超売れっ子だったが、爆笑問題はまだまだの頃。
その数年後にボキャブラブームで爆笑問題も大ブレイクしたが、周囲はその事件を知っていたため、共演させないまま時が流れていったという。
雪解けとなったのは、その事件から20年後の、あの伝説といわれた『いいともグランドフィナーレ』の生放送だ。
「ダウンタウンと共演NGだったはずのとんねるずと爆笑問題の3組が同じ画面に収まった奇跡的な光景。その際はハプニング的に大勢のなかでの共演だったため、松本さんと太田さんの絡みは殆どなかったが、CM中に松本さんが太田さんに『ありがとうな』と声をかけたことが、後日、千原ジュニアによって明かされていた」(ベテラン放送作家)
それからも、互いに冠番組を持つ大物ポジションのために表立った共演は無かったが、太田の妻で所属事務所社長の太田光代(58)が『ダウンタウンDX』に出演するなど、完全な終戦ムードのまま、昨年の『ラフ&~』で7年ぶりの共演となった。
「もう今では “共演NG” というワードがネタにもならないほどに、わだかまりは完全に無い。まもなく放送されるTBSの大型生特番『お笑いの日』での共演もすでに情報解禁済で、もしM-1も入れば、年に3回は共演する普通の関係になる」(同前)
松本と太田の共演に、まったく珍しさが無くなる時代が来るとは四半世紀前には想像もつかなかったが……こうなると残る楽しみは『とんねるずVSダウンタウン』であり『石橋&松本』の “夢の共演” だけなのかもしれない。 (狩野 玖太)
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