【急変】R-1出場資格変更で 年内引退のピン芸人続出の緊急事態か
参加者は半減以下に
深刻コロナ禍で、戦後最大の危機ともいわれる日本経済。
テレビ・芸能業界も最悪の事態となっているなか、窮地に追いこまれているのがお笑い芸人だという。
「頻繁にテレビに出演する売れっ子なら何とかなるが、営業メインで食ってきた芸人たちは、今年2月以降ライブやイベントが激減しほぼ無収入に。7月頃から徐々に再開するイベントもあったが、現在は第3波でまたもイベントが中止だらけに。例年なら12月が一番の稼ぎ時だったので、もう手の打ちようが無い」(お笑い系事務所マネージャー)
そして、そんなお笑い芸人のなかでも、特にピン芸人を更に地獄へ突き落とす “緊急事態宣言” が発動された。
なんと、毎年3月に決勝が行われるピン芸人日本一を決める『R-1ぐらんぷり』が突然2021年決勝分からカタカナ表記の『R-1グランプリ』となり、参加資格が芸歴10年以内となったのだ。
「それまでは芸歴不問だったのに、突然の変更で急に参加資格を失ったピン芸人が続出。今回は19回目なので、せめて20回目からの変更にすべきという声が多い。いくらなんでも急すぎる変更をした運営側に批判が殺到している」(同前)
この非常事態に、お笑い界のトップ陣の1人であるダウンタウン松本人志(57)も『ワイドナショー』(フジテレビ系)で苦言を呈し、大きく話題となっている。
「その放送回には関西で活躍するピン芸人でR-1決勝大会の常連、おいでやす小田(42)が出演し悲痛な訴えをしていた。現在活動するピン芸人の6割以上は芸歴11年超えとも言われており、参加人数も激減するどころか大幅なレベルダウンになると考えられ、早くも大会の存在意義さえも問われ始めている」(ネタ番組プロデューサー)
はじめからピン芸人を目指すものは非常に少なく、コンビ活動するも売れずに解散しピン芸人になる者が多いのがお笑い界の常識と化しているため、ピン芸人自体にベテランが多いのは当たり前だという。
歴代優勝者の9割近くが、芸歴11年以上での優勝となっているのも問題視されており『若手にチャンスを』という狙いが大きいようだが。
「ベテランになっても売れずにどうにか食いつないできたピン芸人の最後の望みがR-1だった。優勝組のハリウッド・ザコシショウ(46)やじゅんいちダビッドソン(45)、準優勝のスギちゃん(47)などR-1が無かったら食えないまま引退していたようなベテランは沢山いる。そんなブレイクのキッカケさえも手にできないピン芸人が2千人以上いるはずだが、その半分近くは夢も希望も破れて年内で廃業を考えている」(決勝進出経験のある某ピン芸人)
未曽有のコロナ不況のなか、突然、唯一のブレイクチャンスを失った者たちの断末魔が、師走の業界に響き渡っている……。(瀬戸ジーニアス)
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