【迷走】織田裕二
『月9大爆死』で隠遁生活入りか
「フジ以外でオファーはない」
いまだ破られない実写邦画歴代興行収入1位を記録した、『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』(2003年)の主演俳優といえば、すっかり国民的大御所俳優というイメージも定着した織田裕二(52)。
しかし、昨今の織田に “踊る前、踊る後” というフレーズが常につきまとっているという。
「『踊るシリーズ』以降はヒット作が無い。特にここ10年ほどは『踊る』の最終作以外は見るも無残な結果。映画もドラマもまったくヒットしないのは織田自身の問題、という声が多い」(民放局ドラマプロデューサー)
『踊る』の最終作が12年公開だったために、しばらくは『踊る』の余韻で超大物俳優然としていられた織田。
決定的な問題が露呈したのが、16年のTBS連続ドラマ『IQ246~華麗なる事件簿~』。
「役柄を意識してか意味不明な演技を始めた。それはまさに芸人がコントで変人を演じるような様。織田は大スターすぎて周囲の誰しもが『普通に演じてもらえませんか』と言えなかった。視聴率は急降下したが、その責任を脚本のせいにしたらしい」(同前)
その後の作品では、そこまで奇々怪々な芝居はしていないが、直近の作品となったフジテレビ月9枠の『スーツ2』も大爆死。
「コロナ禍の影響をもろに受け撮影が中断したのも影響しているが、そもそも『スーツ1』もまったくヒットしていないのに続編をやった意味がわからない。『踊るシリーズ』で莫大な利益を得たフジテレビからしたら織田はいまだに超VIP扱いなので、シリーズ化という好条件で主役に招き入れたのでしょう」(制作会社ドラマ演出家)
同じクールのTBSのモンスタードラマ『半沢直樹』の最終回の視聴率は32.7%で、『スーツ2』が8.2%という現実がある以上、ドラマの失敗をコロナのせいにするのは無理があるだろう。
断末魔の叫びも聞こえてくる織田の今後は、どうなってしまうのか。
「落ちぶれていてもやはりそこは超大物ですから、ギャラも高いし色々と気も遣う。しかし数字にはまったく跳ね返って来ないわけですから、フジテレビ以外ではもう出演オファーは無いでしょう。年齢的にもそろそろ2番手やトメの役をしても良いころなのですが、織田のプライドはそれを許さない」(同前)
そうなると残された道は一つ。
「過去にインタビューでも語っていたが『第一線のうちに幕を下ろしたい』という願望もあったよう。早期引退で隠遁生活を開始する可能性もあるのでは。かつてはCMも出まくりな上に個人事務所ですから、一生豪遊するほどの財は築いている」(スポーツ紙芸能記者)
隠遁生活といえば田村正和(77)が有名であるが、織田はまだまだ若い。
“周りの意見を取り入れる” という単純な事さえできれば、まだまだ活躍できるはずだが……。(狩野 玖太)
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