【裏ジャニ】長瀬脱退 来春の改変期で『鉄腕DASH』大きな岐路
2つの大きな問題
今年11月で満25周年を迎える「ザ!鉄腕!DASH!!」(日本テレビ系)が、存続の危機に立たされている。それも、早ければ“来春の改編期にも打ち切り”の可能性もあるとうのだ。日テレに近い番組制作会社の幹部A氏(仮名)が語る。
「この番組は現在、ふたつの大きな問題を抱えています。まずひとつは視聴率の低迷。ここ最近は裏番組である『ナニコレ珍百景』と『ポツンと一軒家』(ともにテレビ朝日系)に負けっぱなしで、特に『ポツンと―』には視聴率で5%以上も差をつけられることがあります。もうひとつの問題は、長瀬智也の退所問題。こちらも、もはや回避不能なレベルまでこじれているそうです」
そして、このふたつの問題に密接に関わっているのが、2018年に不祥事を起こしてジャニーズを追放された山口達也である。
「番組内で中心的な役割を果たしていた山口の離脱はあまりにも大きく、残されたTOKIOメンバーでもその穴は埋めきれませんでした。そのため一部の企画は簡略化したり凍結したりせざるを得ず、クオリティの低下が表面化。結果として視聴率にも影響が出た…というわけです。そのため、ジャニーズと番組サイドで話し合いが持たれ“TOKIOから後輩グループへの世代交代案”が一時検討されたとも言われています」
確かに、番組では2019年からジャニーズの後輩である草間リチャード敬太(Aぇ!group)や森本慎太郎(SixTONES)が助っ人としてレギュラー出演している。これは世代交代への布石だったのか。
「とはいえ、そもそも世代交代自体、無理のある話なんです。この番組に協力してくれる農家や漁師、学者といった人々は、TOKIOが何年もかけて信頼関係を築いてきた人ばかり。おいそれと交代させるわけにはいきません」
時間をかけて後輩を育成すれば何とかなるかもしれないが、そう悠長なことを言っていられない理由が、先述した長瀬の脱退問題だという。
「長瀬がジャニーズを退所する理由はただひとつ、音楽活動のためです。彼は山口が抜けて以来、TOKIOとして音楽活動をできなくなったことに強烈な不満を抱いており、その不満は友人たちとプライベートバンドを結成し、事務所に無断でライブに出演するといった形で現れています」
長瀬が友人であるバイク仲間らと覆面バンド「THE SISSY BARS」を結成し、とあるパーティーでパフォーマンスを行ったことは週刊誌にも報じられている。
「もともと長瀬は交友関係も広いし、ミュージシャンとしての実力も高く評価されていますから、もし自由に音楽ができるとなれば引く手数多でしょう。今の時代、音楽活動をやる上で必ずしもテレビに出る必要はありませんから“干される”といった心配もない。はっきり言って、彼にとってもはやジャニーズに残る理由などないのですが、他のメンバーのことを考え、山口の復帰をじっと待ち続けていたのです」
ところが、恩師であるジャニー喜多川氏の死と、TOKIOのリーダーである城島の結婚により、その思いにも変化が訪れたらしい。
「長瀬にとって“結婚=アイドルとして終わり”という感覚らしく、これでTOKIOに対する情熱はすっかり冷めたようです。事務所には“山口を復帰させなければ21年春に契約終了”と通告し、一歩も譲らない姿勢のようです」
“踏み絵”を用意された格好のジャニーズだが、解決策はあるのだろうか。
「ジャニーズとしては、25年間にわたって守ってきた『DASH』という利権は何としても手放したくありません。しかし、アイドルを扱っている以上、未成年の女性とスキャンダルを起こした山口を復帰させるわけにもいかない。ただ、差し迫っている現実として、山口を復帰させなければ番組の人気回復は望めないし、長瀬、ひいてはTOKIOまで失うことになる。そんなジレンマを抱えているわけです」
改編期に長瀬の退所問題、21年春はジャニーズとテレビ業界に大きな嵐が吹きそうだ。(ポン広尾)
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