【追跡】映画界の性的強要被害報道「無限地獄で止まらない」理由

【追跡】映画界の性的強要被害報道
「無限地獄で止まらない」理由

当たり前すぎてキリがない?

映画監督であり俳優の榊英雄(51)への文春砲に端を発した、映画界を中心とする性的強要被害報道の無限ループ。

榊ネタが2週連続報じられると、今度は『榊組』ともいえる俳優の木下ほうか(58)や、著名映画プロデューサーの梅川治男氏(61)も週をまたいで報じられる始末。

「前回も話した通り『私も榊の被害者』と訴える無名女優が後追いで何人もいた。その後は、榊の記事の騒動の流れに乗って、別の映画監督・俳優・関係者などに、性行為を強要されたというネタが各誌に何本も入ってきていた。そしてついにはある大物監督の行為も晒されるはめに」(週刊誌芸能記者)

今度は週刊女性が、榊の数倍格上の大物映画監督・園子温(60)の性加害報道を開始。

しかし、これには若干の違和感を覚える関係者も少なからずいるという。

「記事の中には、女性自ら話に乗った俗にいう『枕営業』と言われてもしょうがない話もあり、正直、この類のレベルでアウト判定を出していたら、映画界もドラマ界も無限地獄のように性報道が続くことになるかも」(同前)

抵抗する女性に、未遂とはいえ性行為を迫ったのが事実だとすれば、現代のコンプライアンスであれば一発アウトのはずだが。

「ここ最近記事になった、榊監督から園監督まで4人とも50代以上で、いわば『映画バブル』を知る世代。今の “緊縮&金欠” 映画界とはまったく違う時代を知る人たちばかり。映画界や芸能界は特殊な世界なので、以前ならわざわざ問題にすらならなかっただけ」(同前)

自分の立場を利用して性行為を求める者もいれば、自分の仕事のために性行為を利用する者もいる。

すべてを『性行為強要』『性被害』と決めつけるのではなく、映画界や芸能界は一般社会とはかけはなれた『特殊な世界』ということを頭に入れながら、冷静に流れを読んで判断すべきではないのか……。 (狩野玖太)

 

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