ノストラダムスの予言に新説!
「恐怖の大王」はエイリアンだった
キーワードは「ベンヌ」
ノストラダムスは、「ナポレオンの誕生」「ヒトラーの出現」「第二次世界大戦の勃発」「ケネディ暗殺」など、数多くの歴史的大事件を予言、的中させたことで有名だ。
そんな世紀の大予言者であるノストラダムスは、謎めいた四行詩で予言を表し、予言集『百詩篇』に記した。そのなかで最も有名なのが、次の予言であろう。
「1999年、7の月 空から恐怖の大王が降ってくるだろう アンゴルモアの大王を復活させるために その前後の期間、マルス(火星)は幸福の名のもとに君臨するだろう」(『百詩篇』第10巻72番)
この予言は、1999年人類滅亡を記したものとされ、当時世界中で騒動となった。天変地異、人工衛星墜落、コンピューター暴走、第三次世界大戦勃発……など、人類を滅亡に導く「恐怖の大王」について、さまざまな解釈が飛び交った。しかし、1999年になっても何も起こらなかったことで、予言は外れたものと思われたのだ。
しかし、この忘れ去られたノストラダムスの滅亡予言が、最近再び注目を集めている。
1999年、カナダの人工衛星がとらえた小惑星「ベンヌ」が今、平均時速10万kmという猛スピードで地球に向かってきており、2135年に地球に衝突する可能性があるという。
「ベンヌ」が地球に衝突すれば、高性能爆弾の30億トン分の破壊力があるため、人類滅亡は免れないだろう。さらに、実は「ベンヌ」はただの小惑星ではないという。
2014年、インドの宇宙研究機関が「ベンヌ」の上部に黒いピラミッドのような人工構造物を発見。
「ここに異星人が潜んでいる」という噂が上がっているのだ。危機を感じたNASAは、2016年に探査機を発射、2018年中に「ベンヌ」に接近してサンプル採取をして調査するという。現在、世界規模で火星移住計画が急ピッチで進んでいるのも、「ベンヌ」の地球衝突を危惧してのことなのかもしれない。
「マルス(火星)は幸福の名のもとに君臨するだろう」というノストラダムスの予言の一節は、1999年に発見された恐怖の大王「ベンヌ」から逃れて火星に移住する人類の未来を意味していたのだろうか。(白神じゅりこ)
Leave a Reply