某スポーツ新聞 掟破りの「フライング報道連発」裏で何が

某スポーツ新聞掟破りの「フライング報道連発」裏で何が

ネットニュースの広告収入狙いか

我々のような芸能ネタを扱う媒体は、テレビのワイドショーにスポーツ紙、週刊誌、月刊誌とさまざま。しかし、芸能人の結婚や離婚、グループの休止や解散、大型番組のスタートや終了といったスクープの場合、必ず情報解禁日時が設けられる。

「平成最大の芸能ニュースとなったSMAPの解散発表。いまだ記憶に新しいが、ジャニーズが決めた解禁日時の数時間前に、某芸能ニュースサイトがそれとなく発表。しかし当然ながらジャニーズが正式に情報を出した媒体ではない。とあるスポーツ紙記者がオフレコで話したことを、サイトのライターが独断で書いた」(芸能関係者)

当時は「どうせあそこだからガセだろう」という雰囲気だったが、その数時間後には正式に発表された。事情を知らない一般の芸能フリーク達の間で、一時そのサイトを神格化する動きがあったほどだ。

このように、大手芸能事務所から認定されてない媒体を除き、独自スクープ以外は、必ずその発表元の規定にあわせ一斉に発表するのが、現在の芸能ニュースの在り方だ。しかし、なぜか今、某スポーツ紙がその規定を破り、フライングでニュースを何度も出しているというから穏やかではない。

「現在どこのスポーツ紙も無料で観れるサイトを同時運営している。それらはヤフーやグーグルなどの大手ポータルサイトにもリンクされるためにあっという間にニュースが拡散する。当然、そのサイトのページビューも上がり広告収入も跳ね上がる。どうやらそれに目をつけた某紙が、規定日時から30分ほど早く出している。何ともセコイやり方」(芸能サイト運営スタッフ)

そして、その某紙のフライング報道には、もっと大胆なものもあるという。

「そのスポーツ紙は、いわゆる大手X系事務所と癒着しているのは業界では有名。それでもX系からの発表の場合もちゃんと他誌と横並びで出していたのに、なぜかここ1年位、その期日の前日にいきなり一面で出したりする。当然、他紙は怒り心頭でX系にクレームを出すも、あまり強くはいえない状態」(前出関係者)

紙媒体の部数が減り、深刻な伸び悩みをみせる昨今のマスコミ業界。だからといって、決められたルールを守らないのは御法度としか言いようがない。

「近いうちに天罰が下る」なんて声もちらほら。評判が大事な商売なのに大丈夫?(瀬戸ジーニアス)

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