【平成毒婦】木嶋佳苗死刑囚
「3度目獄中結婚」の裏に見え隠れする思惑
再審請求の布石なのか
首都圏連続不審死事件の木嶋佳苗死刑囚が獄中結婚をしていたことが話題を呼んでいる。その相手は、なんと週刊新潮の担当デスクだった。
「結婚を報じた週刊文春(5月2日・9日号)では、その結婚相手のことを草なぎ剛似のイケメンと書かれていたけど、Iデスクはそこまでじゃないでしょ(笑)。たしかに長身だけど、どちらかというと暗い印象で何を考えているか分からないタイプっすよ」(新潮関係者)
最高裁で死刑判決が出た17年4月、週刊新潮には木嶋が心情をつづった長文の獄中手記が掲載されたが、その記事を担当したのがIデスクだったという。木嶋はIデスクと取材で知り合い、親密な間柄になり、やがて「王子」と呼ぶようになった。結婚したのは1年以上前だったという。
「Iデスクは結婚のことを社内でも一部の社員にしか話さず、隠していたんですよ。今回、文春は警察・検察ルートでその情報を入手し、新潮社に取材を当ててきた。うちは大慌てです。記事掲載前、役員会で処遇について話合いがありましたが、『プライベートなこと』ということで処分はなしだった。でも、実際は後輩社員を使って婚姻届の保証人欄にサインさせたりしていたしていたようで、社内的にはアウトというムードもある」(同前)
社内ではIデスクに対し、「取材者と取材対象者の関係を逸脱している」と薄ら寒い視線が向けられているという。
ところで、今回文春の情報源とされた検察は、なぜ木嶋の再婚情報を入手していたのか。その鍵を解くのは、再審請求というキーワードだ。実は、木嶋は前出の週刊新潮の手記の中で、衝撃的な告白をしている。
「死刑判決が確定しても再審請求をしない」
「早期の死刑執行を要請する」
だが、ある捜査関係者はこんな見方をする。
「木嶋一流の戦略でしょう。実際、逮捕勾留から現在まで彼女は一貫して3人の殺人について無罪を主張しているわけですし。実際、勝ち目はないわけではない。検察は状況証拠の積み重ねでしか事件を立証できていない。今後、再審請求をする可能性が浮上しているのは事実で、検察は相当ナーバスになっていますよ」
一発逆転はあるか。
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